輸入元の説明によると「近年、アルゼンチンでパーカーや『ワイン・スペクテイター』誌から高い評価を受け、世界の注目を集める生産者。
1995年、トスカーナの著名な醸造家アルベルト・アントニーニ氏と若き実業家アントニオ・モレスカルキ氏がアルゼンチンを訪問、アルゼンチン中西部メンドーサのマルベック品種が持つポテンシャルに感銘を受けて設立したワイナリーです。
彼らに賛同したイタリア・ワイン界のスター達がプロジェクトに参加。アッティリオ・パーリ氏 マルク・デ・グラツィア氏,アントニオ・テルニ氏と錚々たる面々に加え、経営のプロ、アラン・セバネンコ氏、アルゼンチンの畑を知り尽くした男カルロス・バスケス氏が加わり、オルミガスの未来を共に築いてきました」とのことであります。
さらにワインの説明は続きます。
「マルベック本来の香が良く現れたヴィンテージでチェリーやブラックベリーのアロマがはっきりと印象強く広がる。濃密で複雑感のある完熟果実のフレーヴァーとミネラル香、洗練された酸が力強くありながら滑らかに広がる。
■ メンドーサ
■ ブドウ品種 : マルベック 100%
■ 樹齢 : 平均30年
■ 収量 : 47hl/ha
■ 生産量 : 780,000本
■ 醗酵 : ステンレスタンク
■ 熟成 : ステンレスタンク熟成 3ヶ月 (オーク材を入れたステンレスタンクにて)」
最後の一文ですが(オーク材を入れた・・・・)とは即ちオークのチップを放り込んだという風に具体的に説明すべきではないか?
生産量が78万本という事は585000リットル=5850ヘクトリットルですからこの畑は計算上124.5ヘクタールあることになりますね。かなり広大な葡萄畑であることが分かります。
葡萄品種はマルベック、ボルドーではプレサックと云われることもありますね。
他にコット(コー)、オーセロワ(オークセロワ)などとも呼ばれますが一番多くこの品種を使っているのはフランス南西地方カオールだと思います。
昔のお話ですがフニャフニャしたボルドーが多かったときよくこのカオールを飲みました。お安いですししっかりしていたので晩酌によく飲んだものです。
で、カオールの香りは私の鼻にこびり付いているのですがこのアルゼンチンワインはどんなマルベックなのか楽しみであります。
早速開けてみましょう。キャップシールはトップに孔が二つあるアルミ製、栓は例の樹脂製44ミリ、この匂いは嫌ですね。合成ゴムみたいな化学製品臭さがもろに出ています。
しかし抜栓してグラスに注ぐときにはフワッと広がる良い香り、カオールのそれとは少し違いますが昔懐かしい果実香であります。
色は綺麗な赤紫色を呈し、変な泡立ちも一切無く残留亜硫酸の影響は殆ど無いようです。
口に含むと先ず感じるのは雑味が一切ありません。純粋な葡萄果汁からワインを生産しているようで、嫌みなタンニンやわざとらしい木の香りもなく至って自然なワインであることに少し驚きであります。
仙台牛黒毛和種4番のラムシン、程良くサシが入ったものが手に入ったのでサイコロステーキに。鋳鉄のフライパンを使い自家製大蒜オイルと塩胡椒だけで味付けた肉を手早く焼くだけ。付け合わせは生のクレソンとサニーレタスに蕪の葉のソテー。
ワインとは相性抜群であります。
結論を申し上げるとマルベックの典型と言える味香りを持っているワインであります。従ってマルベックとは何か自分で体験したいならこのワインがよい見本であると思います。
