arbois 昨日のサヴォワに続き今日はその近くのアペラシオン、アルボワの赤、ピノ・ノワールを開けてみます。


生産者アンリ・メールは創業1632年という老舗であります。アンリ・メールはボージョレで云うならジョルジュ・デュブッフと同じでジュラを代表するワインの生産者であります。


まずは生産者の拠点「39600 Arbois」を調べてみましょう。


位置関係はコミューン・ドット・コムを開くとこちら が現れます。


地図上の丸印をクリックすると詳細地図が出てきますがディジョンとスイス・ローザンヌを直線で結ぶとちょうどその中間に位置することがお分かり頂けると思います。


いつも申し上げることですがワインと地図とは密接な関係があり地図が読めないとワインの理解は鈍ります。

ワインの教科書にこの指摘が見つからないのは著者にその意識がないからであります。


フランス全土で何処にどんな葡萄品種が育ちその土質は何かということが重要であり暗記するより理解が必要なのがワインの知識ではないでしょうか。


次に「Arbois」をINAOのHPからアペラシオンで検索してみましょう。

--ARBOIS    

--ARBOIS    

--ARBOIS PUPILLIN


アルボワは二つに分けられています。後者のピュピランはコミューンの名称ででアルボワの南南西2キロにあります。アルボワがアペラシオンでアルボワ・ピュピランはデノミナシオン、このデノミナシオンを名乗れるのはこのコミューンだけであります。


しかし「Pupillin」をINAOのHPからコミューン検索でアペラシオンを調べると

AOC - VQPRD --ARBOIS

AOC - AOP --Comté

AOC - VQPRD --COTES DU JURA

AOC - VQPRD --CREMANT DU JURA

IGP --Emmental français Est-Central

AOC - AOP --Gruyère

AOC - VQPRD --MACVIN DU JURA

AOC - AOP --Morbier


これだけ登場します。太字がワイン関係ですが「マックヴァン・デュ・ジュラ」なんてアペラシオンが出来ていますね。

私は飲んだことがありません。


INAOのHPからアペラシオンMacvin du Jura」を調べるとアルコール度の高いリキュールのような甘いワインではないでしょうか赤、白、ロゼとあり原本はこちら です。


ついでに申し上げると太字以外のコンテ、エメンタール、グリュイエール、そしてモルビエはチーズですが一緒に把握できれば相性が分かるので便利です。


さてさて遅くなってしまいましたがこのワイン、キャップシールはペラペラのプラスティック、トップだけはアルミで二つ孔、コルクは最近見かけないくずコルクの寄せ集めみたいなものと思ったらどうやら異なるみたいです。


例のブショネの心配のないハイブリッドのようですがメーカーの名はなく印字は「24968 REF」がサイドに見られるだけの長さ45ミリです。


コルクを引き抜くとピノ・ノワールの熟成した芳香が飛び出しました。


ジュラの赤ワインは殆どが熟成向きのもの、ヴィンテージが2002年ですからまだまだ早いとは思うのですがワインというもの飲んでみなければ分かりません。


外観はロゼみたいに透き通って見えるのですがグラスに注ぐと深紅色を呈します。かなり暗い色ですが透明で濁りはなくエッジもしっかりしています。


口に含むとタンニンはかなり柔らかくなっており飲み込んだ後には心地よい甘さが残ります。十分飲み頃と申し上げて良いと思いますがこれは人それぞれでしょうね。


イベリコ・ベジョータの「セクレト」という部位を買ったので鋳鉄のフライパンでローストに。付け合わせは胡瓜の薄切りと茹でブロッコリーのニンニクオイルソテー。「セクレト」という部位はどう見ても「豚トロ」、しかし大きさはかなり巨大であります。塩胡椒だけですがかなりアミノ酸含有量が多く豚特有の臭みが全く感じられないのが有り難い。

ワインとの相性も極めて良くこのワイン、税別1450円は大変お買い得と云えるのではないでしょうか。