新しいブログソフトですが私の場合仕事の合間を見つけて下手すれば8時間掛かりで日記を書き終えるのですが、いざ更新しようと試みたら新しいウィンドウが開きユーザー名+パスワードが要求されます。
で、入力したら何と白紙の状態に戻ってしまうのです。
そんなことが2日も3日も続いたらモチベーション云々どころではありません。
従って一太郎で日記を書くことにしました。
さて本日は夕立もなく暑いまま夜を迎えましたのでシャンパーニュを開けたいと思います。
昔シャンパーニュへは何度も旅行しましたがその目的の一つはランスのボワイエで全ての部屋に泊まること。なぜならば当時この旅籠は各部屋の内装が全て異なっており、次第に全室制覇を夢見るようになったのです。
もちろんボワイエのお料理が第一の目的であったことは云うまでもないことですが・・・。
私はあちこち食べ歩くより気に入った店へ徹底的に通うタイプの人間であります。
当時のボワイエはミシュラン三つ星のレストランでしたがパリの三つ星と比べお料理もワインも格段に安かったのです。食後は別室でブランデーとかき氷に盛り付けされたあの薄い薄いチョコレートがお目当て。あとは部屋に戻って寝るだけという美食三昧が楽しめる旅籠だったので病み付きになってしまいました。
もう一軒よく通ったのはブルゴーニュ・シャニーのラムロワーズ。でもこちらはかなりカジュアル、今となってはお料理とかワインで覚えているものはありません。
ボワイエに行くのは晩秋から真冬の2月にかけてが一番、もちろん黒トリュフを食べに行くのです。グジェールに大きなオリーヴの実を囓りながらメートルの説明を聞きメニューを決めます。その間シャンパーニュは4人で1本は開けましたね。
「森のキノコのフラン」などアミューズからして凝っているのがさすがは三つ星、前菜はキャヴィア・ベルーガ50グラムは今から考えるとメチャメチャ安かったのですが私は殆どの場合「サラダ・デュ・ペール・モーリス」、フォワグラのテリーヌにオマール・ブルトン、そのコライユの入ったドレッシングなど日本では食べられるものではありませんでした。
しかしメインのトリュフ料理より印象に残っているのは黒トリュフのスライスをでかいブリー・ド・モーでサンドしたもの。日本ではトリュフなんて必要ないと悟らせた食べ物であります。
丹波の松茸を子供の頃から食べているので今の松茸には興味があまりありません。トリュフが美味しいと思ったのは日本でではなくフランスに来て初めてだったわけですが、その質にまで拘りはじめたのはロワールで出会ったトリュフの団体さんと l'Ambroisie で食べたハート形のトリュフパイ包みのおかげです。
いつも申し上げるようにホンマモンを知ってしまうと不幸になります。日本のフレンチでサマートリュフ云々とブログに書いている人の方がかなり幸せであります。
前置きが長くなってしまいましたがこのシャンパーニュ、エチケットと裏ラベルの中間の瓶底に近い部分にデゴルジュマンなどのデータが印字されています。
虫眼鏡でやっと認識できる程度の小さな文字ですが「L.G-05B-109-190508」となっています。何度か過去のブログで読み方を説明しましたがもう一度申し上げると最初のLはロットを示す頭文字、次のGはグランド・レゼルヴを表します。次の「05B」はベース・ワインのメインとなるヴィンテージが2005年であることを示し、その次の数値「109」の意味は失念しましたが、次の「190508」は2008年5月19日がデゴルジュマンの日であることを示します。
ミュズレは金色にコーティングされプラックはアート調? コルクは積層構造のシャンパーニュタイプで開けると同時にパッと笠が開く元気そのもの! 推定気圧は5.5気圧程でしょうか6℃まで下げましたが凄い圧力でコルクが飛び出そうとします。
一時は葡萄の果皮からの色素が流れてピンク色に近いときもあったのですが今回のロットはやや緑がかった黄金色を呈しています。泡は至って細かく柑橘系のフレーバーと適度な熟成香が調和しています。味わいは酸っぱすぎない、重過ぎない丁度良いバランスの取れた味わいと申し上げたら褒めすぎかも知れません。
モッツァレッラ・ブッファーラにトマトとバジルのいつものカプレーゼ、湯葉の吸い物、イベリコの豚トロのローストに山盛のクレソンなどなどと合わせましたが喧嘩しない組み合わせでありました。
昔はシャンパーニュと云えばオーブなど僻地ならば蔵出し価格50フラン(以下の時もあったかも)で買えたものですが、ユーロになってからは感覚が違ってきました。恐らくこのボーモン・デ・クレイエールのスタンダードでも11.50ユーロは下らないのでしょうか。