これまた久し振りのローヌの赤ワインです。食べ物・飲み物とも甘いものが苦手ゆえ、どうしても敬遠がちなのがローヌのワインになってしまいます。

もちろん例外もあるのですが私的なイメージとして「甘い、重いワイン」が抜けきれず選択を避けているのは否めません。


輸入元のコメントを見ると「生産量も少なくフランス国内とアメリカ以外にはほとんど販売されない幻の生産者。凝縮した完熟果実の風味としっかりした構成を持ちながら、エレガントさとフレッシュさも併せ持つ銘品です」とのこと。


アメブロのソムリエ・ライダー さんもこのワインをお気に入りとのことで早速買ってみました。ちなみにこのワイン、ヴィンテージ2000年はこちら とかこちら で紹介しております。


早速開けてみましょう。 キャップシールはアルミの内側がビニルコーティングのものでツーピース構造、トップに孔はありません。コルクは少し穴が目立つ中級品ですが長さは50ミリとこのクラスとしてはご立派、トップボトムに○で囲んだ2003サイドには枠で囲んだ中にシャトー名とそのイラスト、シャトー元詰めとあり枠外にはFSとだけあります。コルクの端面の色付きはほんのりとだけ、幸いなことにブショネではありません。

グラスに注いでみましょう。 コルクの色付き具合から予想通りの淡い色。2003年のローヌは酷い猛暑だったはずですが色や香りに焼けたような感じはありません。至って健全そのもの、残留亜硫酸など微塵も感じませんし刺激的な酸やきつい匂いもありません。


味わいは至ってマイルド、スイスイ飲んでしまいそうです。色が濃くて濃縮果汁のような甘さを持ちアフターが長いワインを好まれる人にはご理解頂けないかも知れませんが、これぞフィネスを感じることの出来るワインと申せます。

身体が受け入れやすいと云うか、一切の刺激的要素が無く、と云うもののしっかりしたローヌの個性があり食べ物と共に自然と喉を通っていくという表現しか思いつきません。


ロメインレタスとアメーラ・トマトにローストビーフ、ムータル・ド・ヴェールをトーストした山食にたっぷり塗ってサンドイッチに、ワインと合わせるとピッタリ! 私は食事時(特に夕食)に味の濃いパンは全く不要と考えます。ですからパンはもっぱら山食かフレンチ生地の食パン。味の付いたパンはおやつ時かワインだけ余ったときに少し囓るだけで十分だと思います。(朝はパリパリのクロワッサンが有難いと思うときがたまにありますけど)


先日行った西区のフレンチはお料理に合わせて数種類のパンのオファーがありましたが私だけは固辞、パンは料理の脇役でソースと共に味わうべし。


生産者のHPはこちら、英語版があるので分かり易いと思います。HPによるとこのヴィエイユ・ヴィーニュはグルナッシュムールヴェドル の2品種だけで、輸入元の資料によると両者の比率は75%に25%となっていますが、生産者のテクニカルシート を見るとグルナッシュ2/3、ムールヴェドル1/3となっています。フランス語が堪能のはずの担当者の方、もう少ししっかりと翻訳して貰わないと困ります。毎年同じ割合でワインを造ると思ったらダメでヴィンテージによりその割合はかなり変わるのがむしろ普通であります。