8v0215.jpegニュイ・サン・ジョルジュの格付けのない畑でクリマの名前が「サン・ジュリアン」という区画、確かニュイ・サン・ジョルジュの中心部から少し東にあったように記憶していますが定かではありません。ネットで調べても殆どヒットしませんがオスピス・ド・ニュイにはその記録が出ていますので数人の所有者がいるはずであります。普通は「Aux Saint-Julien」と表記されるみたいで「Les Saint-Julien」と表記があるのはこの生産者のものだけではないでしょうか?


とりあえず開けてみましょう。キャップシールはずっしり重い錫箔でトップに孔はなく、コルクはご立派な50ミリでトップボトムにヴィンテージはなくサイドに生産者元詰め表示とヴィンテージ2005だけが枠で囲まれています。


グラスに注ぐ前から例のなめし革のニオイが飛んできますがあまり嫌みな感じのニオイではありません。液体の色は鮮やかな紅色と申したら良いのでしょうか、かなりまだ紫の成分が残っていて赤紫色にスカーレットを混ぜたような色を呈しています。他の生産者の2005年ブル赤よりも色が若々しいので驚きですね。グラスを回しているとなめし革からカシスのリキュールのような果実香が強くなりました。新樽の比率は恐らく低いのでしょうが、私の好みにはピッタリです。


裏ラベルにはノン・フィルターで澱が発生しやすいとの旨書いてありますが澱は全くありません。味わいは刺激的要素が少なく甘酸のバランス良好で若いワインがお好きな人なら今飲んでも美味しいと感じるはず。官能的な香りが出るまで3年はかかるでしょうからじっくり熟成させたいところです。


毎日とても寒いので今日も鍋、白菜がとても美味しい季節ですので白菜に湯葉弥の湯葉、原木栽培の椎茸と気に入っている堅めの木綿豆腐。肉類は和牛ハネシタのしゃぶしゃぶにしたいところですが中性脂肪過多のため豚腿の薄切りで我慢。ポン酢に石垣島のラー油で暖まります。


ところで店を投げ出したはずの高麗橋フレンチのシェフが13日の夜遅くに朝日放送テレビに出演していました。店は閉店でもシェフは健在なようですね、もちろん録画でしょうけど。

で、いろいろ情報を集めてみると「シェフが私財を擲って・・・・」ではなく、あの歴史的建造物は元々とある不動産会社の持ち物とのことです。ですから単なる雇われシェフだったのではないかと云うことになりますね。オーナーは名前だけでお客さんが来ると思ったのでしょうか?


さらに調べてみると意外な事実が判明しました。この建造物の内装を請け負った建設会社の社長とお辞めになったシェフ、そしてそのコーディネーターは昵懇の中と云うことが判ったのです。蚊帳の外におかれたのがビルの持ち主と云うことになるのでしょうか? 何が原因かはどうでも良いと思いますが突然の幕引きに今まで彼を担いできた人達は何を思ったのでしょうか?