8v0111.jpg2005年のブルゴーニュを物色していたら「今飲むならこちら」と勧められたのがこのワインであります。生産者ジャン・ピエール・トリュシュテはニュイ・サン・ジョルジュ南の外れで葡萄栽培・ワイン造りを行っている地味な存在です。評価本に載っているか調べるとクラスマンにそのページは見つかりませんでしたが、アシェットにはキッチリ載っていました。ギド・アシェット・デ・ヴァン・ド・フランスは昔からそうですが優良な生産者を見つけ出して載せているのが有り難いと思います。古い1985年版などには今はお宝ドメーヌになってしまった生産者が(流行る前から)ちゃんと載ってあります。


さて輸入元の資料には詳しい説明がないのでネットで調べたのですが海外のサイトは殆どヒットしません。ネット上で見掛けないワイン、専門書に載っていないワイン世の中にはまだまだ知られていないワインがゴロゴロあることが分かります。(後程輸入元ボニリ・ジャパンの社長に聞いてみます)


さてキャップシールはビニルコーティングされたアルミ製でトップに孔はありません。コルクは長さ44ミリの天然物ですが質的には中級品。早速開けてみましょう。


グラスに注ぐときに華やかな香りは出て来ませんが、色は輝きを持つガーネットを呈しており、飲み頃を示しているようです。

ピノの果実味が前面に出るタイプではなくどちらかというと土質を感じるミネラリーな味を売りにしている生産者と見ました。やはり地味なワインに間違いありません。香りは印象に残るものではありませんが大変飲みやすく、タンニンは既に丸くなり余計な刺激物など一切感じません。ブルゴーニュではよく気になる残糖分もありませんし、きれいな色は食欲を増進させるのは間違いないとは思うのですが・・・・。


飲むに従い変化を期待しましたが全く香り味とも変わることはありません。例のすね肉の端っこを薄くスライスして炙り、ワインと合わせましたがイマイチ相性が良いとは思いません。すね肉を日本酒で煮込み野菜と共にトマトピューレを加えてさらに炊いたトマトシチューと合わせてもワインだけが浮いた感じになります。どうも我が家の食事にはしっくり馴染まないようです。


さらなる熟成が必要なのでしょうか?

香りの少ない料理との相性が良いのかも知れません。これは好みの問題かも知れませんが面白味に欠けるワインとしか申し上げることが出来ません。