東原さん:「先々週の話なだけどさ」
あきお:「めちゃめちゃ、タイムリー」
東原:「そうなんだ(笑)でさ、そこのお店にたまたま入ったら彼女がいたんだよ。接客してもらいながら色々話してたら、すごく気が合ってさ。1時間くらい話したんだよね」
あきお:「え?よくわからないんだけど・・・。1時間、立ち話?」
東原:「そう。趣味とかすごく合ってさ・・・」
あきお:「いや、そういうことじゃなくて、一人の客と1時間立ち話って・・・。大丈夫なの?他のスタッフとか。」
東原:「別に、大丈夫そうだったよ。それで、その日はそのまま帰ったんだけど・・・」
あきお:「だけど?」
東原:「次に行った時、デートに誘ったんだ。丁度、お互いに好きな音楽のイベントがあったから。」
あきお:「早っ!!」
東原:「これ!って思ったら、猪突猛進だからね、オレは(笑)」
あきお:「すごいね。で、OKしたの?」
東原:「うん。それで先週末、横浜に行ってきた。」
あきお:「はー??いいな~それ~」
東原:「ははは(笑)」
あきお:「それで、今週も会います♡っていうご自慢ですか?」
東原:「・・・」
東原さんは、急に真面目な顔になり、口元をギュッとつぐみました。
東原:「実はさ・・・、これからが本題なんだ。ちょっと相談にのってくれないかな。」
それまでの浮かれ話に、少しジェラってソファにもたれかかっていた僕も、彼の真剣な口調に思わず体を起こしました。
あきお:「何かあったの?」
(つづく)
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