以前紹介したオリジナルEA、FlexTrapper(フレックス・トラッパー)の解説をします。

特徴は逆指値注文だけを使った仕掛けです。ローソク足が更新されたタイミングで、トラップ間隔を確認して、注文を出します。
 
最初に設定するパラメーターは次の2つです。
・最低限とりたいトラップ間隔
・注文価格を決める逆指値幅
注文価格は、Ask + 逆指値幅 または Bid - 逆指値幅 です。

買エントリーの場合は次のような流れで、ローソク足が更新される毎に処理を実行します。

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ローソク足が更新される
①注文価格決める
注文価格 = Ask + 逆指値幅
ポジションがなければ③へ進む。
(2回目以降は即③へ進む。)
ポジションがあれば②へ進む。
②トラップ間隔の確認
注文価格から一番近いポジションの約定価格を取得し、トラップ間隔以上離れているかを確認する。
条件: 
| 約定価格 - 注文価格 | <=トラップ間隔
条件を満たせば③へ進む。
満たしてなければ処理終了。
③逆指値注文
逆指値注文を出す。
ローソク足が更新されるまでに約定すれば、処理終了。
約定せずにローソクが更新すると、注文をキャンセルし①へ戻る
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実際は次のような感じで動いています。

通貨ペア EURUSD
トラップ間隔 20pips
逆指値幅 1pips

#### ロング・エントリー ####


○1回目の注文です。



○レートが下がり約定しなかったので、オーダーがキャンセルされ、新たに注文が出されました。




○また約定せず、更に安いレートで注文が出されました。



○ここでレートが上がり、約定です。

等間隔で仕掛けるよりも柔軟に注文価格を変更して、有利な条件で約定できています。

また上昇曲面では、ポジションが決済された時点で新たに仕掛けるので、取りこぼしを減らせます。

現在はユーロドル両建てでこのEAを走らせていて、今後運用実践を報告して行きます。