またまた
有害駆除(期間6月9日~7月8日)


有害駆除は地元の猟友会に所属する猟師に与えられますが、
本猟期とは違い、あまり皆さん真剣に出猟しません。
というのは、この時期、山の中は非常に蒸し暑く、
犬も人間も思うように仕事ができないからです。
体力の消耗が激しく、もって昼間での猟となります。

それと、シダダニが多く、湿気の多いところではヒルもいる、
狩猟後のケアが大切です。(当然犬もです。)

でも、ダニに噛まれると大変、
むやみに身体に付いたダニを取ると牙が残り、
それが赤く腫れ上がってきて痒い、なっともなりません。
ダニを捕る際は、サロンパスなどシップでしばらく貼っておいて取るのが一番いいそうです。

さて、地元の被害が深刻で、この時期、多くの畑が鹿や猪に荒されます。
じゃばらの木など悲惨なぐらい葉っぱが食べられています。
「腹立つわ、プロ、捕ったって。」という、住人の期待を背負って、
出猟したのですが・・

さて、いろいろ長いストーリーで本日の猟を報告したいのですが、
省略しまして、
またまた、「名手、猪を逃がす!」です。

猪の被害が多い下尾井地区の峰を愛犬”シロ”を連れ歩くこと1時間。

(こんな所です。)




山道に点々と猪のあせりを発見。(土を掘った跡)新しい跡だ。
シロが急に鼻を取りだす。この仕草をすれば必ずどこか周辺に獲物が潜んでいる。
多分、猪が近くにいる。シロの動きと周辺の茂み警戒してながら、
銃をスタンバイしじっと構えると、真上の茂みに何かクロっぽい獲物を発見、「猪や」
猪はまだこっちに気づいていない。
距離にして約30メートル、よし「バーン、バーン、」
2発射、(6弾)どや、猪が止まった、どこかに当たったか?あら、ゆっくり歩き出す。
とどめ、「バーン」
1発発射(実弾) 「どや、あら?」猪に当たらす、前方の木に命中した。
やばい、急いで駆け上がるが、見失う。
付近のシダ原に倒れていないか”シロ”と捜索すること30分。
おかしい確か・・・当たったよな・・・・

だめや、あきらめました。
”シロ”にまた借りができたようだ。

(「情けない、早く帰るで、ご主人」)










自分はサラリーマン猟師ですが、

マタギと呼ばれるようになりたいと常日頃から思っています。

人一倍、猟が好きで、山を駆けるのも好きやからですが、

趣味としてではなく、生活の一部として、真剣に取り組んでいます。


猟に出かける前は、何故かいつも緊張し胸が高鳴ります。

出猟の朝、神聖な気持ちで神棚に手を合わせると気合が一層入ります。

これは、猟の安全祈願、獲物に対する礼儀として、猟師の大切な行為なのです。

猟の醍醐味は、銃で獲物を捕獲する瞬間だと思われがちですが、

捕獲するまでストーリーが面白く、山や草木など自然界との格闘にあります。

捕って物逃しても、なんともいえない、充実感?爽快感に浸る時があり、

「ここに住んでいてよかったなぁ」と思うときすらあります。

6月初めの有害駆除、何気ない日記を紹介します。



【火曜日】
猟場は奥地。
大谷林道の東屋から小杉山に登り、下尾井の峰に向かうコースです。

ここは、本猟期中、1頭猪を捕獲した相性のいい場所で、
日の出時間とともに、朝早くから、犬2匹を従え登ったのですが、
獲物に当たらず。2時間で山を降りました。
途中、1匹が、多分、鹿だと思うのですが?

追い鳴きしたのですが、駄目でした。


【木曜日】
亀氏の勢子の下待ち。
猟場は、下谷(四川)林道。
昨夜、来たと思われる新しい猪のあせり発見するが駄目。
とにかく、気温が高く、犬が思うよう働かない。
結局駄目でした。

【金曜日】
昨日の対岸、美山谷が猟場。
あいにくの雨だが、それでも、愛犬”シロ”の鼻に期待するが駄目。
その後、小松に向かうが、雨が強くなる。
午前7時に帰宅。ヒルに噛まれやれやれでした。








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