息子と2人でリュウソウジャーショーに行ってきた。

4歳の息子が仮面ライダーや特撮戦隊ものに夢中になっていて、
「見たい」と言うから行くことにした。
僕自身もそういうのに行くのは初めてだったわけなのだが、
これが思っていたより出来がよく楽しめた。

見た目のコスチュームや殺陣の動きなどだけでもそれなりに面白かったのだけど、
何よりストーリーがきちんと考えられていた。
セリフの一つ一つにも手抜き感がなく、
悪役がリュウソウグリーンやブラックをいなして言っていた
「若さか。あるいは慢心か」の言い回しとか、印象に残った。

また、昔「アメトーーク！」で言っていたことだが、
戦隊ものでは戦いの前に「勇猛の騎士、リュウソウレッド！」などと
ポーズを取りながら言うシーンは定番なんだけど、
あれは日本の武士が、戦い前に名乗りを上げる文化に通じるものらしい
（「やあやあ我こそは生国は広島のどこそこ、何々の何某の子……」みたいなやつ）。

それが分かって見るとえらくかっこよく思えて、
5人が「騎士竜戦隊リュウソウジャー！」とポーズをとると拍手したくなった。

普段はシャイな息子も「がんばれー」と声援を送っていたし、
他にもいろいろコミカルで笑える場面も多かった。
また、ショーの後には写真撮影もあって

息子にとっていい思い出になったかなと思う。

他にも、社会人としての観点でも舞台の演出や段取りなどの運営面でも参考になった。
写真撮影なんかものすごい行列でかなり時間がかかることを覚悟したのだが、
1人1枚で手際よくポンポン撮っていったのでそれほど待たなかった。
またあったらまた行きたいなと思う。

それにしても今回は初めての経験で学ぶことも多かった。

時間に余裕を持って行ったら約1時間半前に着いたところ、
想像とは違い会場はイスではなくブルーシートの上に地べたで座る感じで、
慣れた人たちは敷物で場所取りだけしてどこかに行っていた。

1時間半前なのでまだ前の方に座れたのだが、
敷物がない上に僕と息子の2人だけだったため、場所取りが難しく、
一旦、息子が「トイレに行きたい」と言うと早く来た意味がなくなるのが嫌だった
（まあ幸いそんなことはなかったのだが）。

そしてトイレでなくても息子がこれだけの時間を我慢できるのかも心配だった。
案の定、「待てない」とか「人が多いのイヤ」とかごねだすたびに、
お菓子をあげたり、持ってきていた戦隊ものの「テレビマガジン」を読んで、
なんとかしのげた。

ちっちゃい子がごねたときにお菓子やジュースをあげるのは、
昔はご機嫌とりみたいで良くないことだと思っていたんだけど、
体力に劣る幼児にとっての栄養補給の意味があるみたいなので、
それほど悪いことでもないのかもしれない。

だっこさせられると腰にきちゃうからね。
歳なんでね。

リュウソウジャーショー at ゆめタウン広島 H31.4.29