東京電力が事実上国の管理下に置かれることになった。
(財務・資金面だけらしいが)
一体誰がそんなことを想定できただろうか?
まさに「想定外」なのです。
人生100年計画のセミナー合宿の際、
講師の松村先生に休憩時間に質問をしてみた。
「先生、想定外はどうやって想定したらいいんですか?」
禅問答のようだねって笑いながら、しばらく考えてから
それは受け入れるしかないねとの答えだった。
「やっぱりそうですよね。」
福島原発は人災といわれている。
東京電力の初期対応のまずさ。社長の雲隠れ。
後日次々と明るみに出る事実の数々。
まさに東京電力という看板にあぐらをかいていた。
そんな数々の対応のまずさから、そのあとにどんなに
繕うことをしても、被災者や国民はだまされない。
原発は、それに関わってきた政府のやり方が問われているが、
それ以上に、そもそものエネルギー政策の在り方について
30数年もたってから考えるというおろかさ。
自分の人生や会社の経営についても同じだと思う。
こういうやり方をすれば儲かるという話はそこらじゅうにある。
でも、何のために儲けるのか、
自分はそういうやり方をしたいのか、
自分の生き方はそれを望んでいるのかという在り方を
とことん考える必要はないだろうか?
ジョージ
No.594