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小さな世界

小さな世界が、最高の世界

12月26日。


ジョージは17歳7ヶ月で、亡くなった。


亡くなる1週間前から食欲が落ちだし、亡くなる5日前は後ろ足が動きにくそうにして自力では立てなくなる。

3日前、ご飯を残す様になり手で食べさせてみたが食べない。水もいつもほど飲まない。


亡くなる前日。砂糖水を飲ませてみた。飲まない。どこにそんな力があるのか、と思うほど吠えだす。どこか遠吠えに似た、ワオーンという一度。暫くして、ワオーン。数分後、私は排便のサインだと気づく。息を引き取る直前まで、吠えた。

随分前から後ろ足に、力が入らなくなり、排便、オシッコは体を支えていた。体が起き上がられなく最後まで、彼は家の中で、部屋でトイレをするのを嫌がってたから、起きたら外に出る。という具合。

吠える度体を摩ったり、オシッコが出てないから確認した。


さぁ仕事にいくか!という時、吠えたので玄関から戻った。排便しており、お尻を綺麗にしてると口をパクパクしてるジョージに気がつく。呼吸が辛そうに見えた。

体を摩る。


大丈夫、怖ないよ。頑張ったね、ジョージ。大好きだよ。


8時10分


ジョージ。


世界で一番可愛い、賢い、大切なジョージ。


寂しさで頭がおかしくなりそうな日が来るだろう。


今はまだ記憶だけでいい。


写真をみたり、昔話はしたくない。


死に目に会えて、本当に良かった。


17年間、会話はできなくとも色々教えてくれた。