今回から数回にわたり、坐禅前に行うべき準備段階「自按摩」を極めていこうという企画ぢゃ!

自按摩とは!

『摩訶止観』や『小止観』に坐禅の前に行うべき準備運動として次第に書いてあゆ。

ただしかし!

それがどんな体操なのか?マッサージなのか?はたまたストレッチなのか?

実は文献的には分からないんじゃ。

んで、現在比叡山ではストレッチのような体操的な動作をしておるんぢゃが、臨済宗のやり方を真似してやっとるんぢゃ。

あれはあれで科学的にも有効なやり方なんぢゃが、

現代医学の新しい知見を加えてもっと効果的な現代自按摩をやってしまおう!と思うのぢゃ!

第1回目の今回は伝統的自按摩を紹介したい!

① 息を吸いながら肩をにゅっと上に上げる。腕は動かさない。

② 息を吐きながら肩をもとにどす。

③ ①に戻り五、六回繰り返す。

たったこれだけの動作なんじゃが、

肩を上にあげることで筋肉が緊張状態になる。

もとに戻すことで筋肉が弛緩状態になる。

つまり、自律神経をコントロールする筋弛緩法と同じ効果がある!

力を入れた時に交感神経が優位になる。

脱力は副交感神経を優位にする。

副交感神経は交感神経が働きださないとダメなんじゃ。交感神経に付随しているからなんじゃな。

一旦力を入れることでかえって副交感神経を優位にできる!

まことに科学的に有効な方法ということだ。

さらにこれに加えて指による加圧を組み合わせるともっとその効果を高めることができる!というか全く次元が違う効果を生み出すにょだ!

次回!「自按摩編②肩の運動プラス」お楽しみに!