発声と言うと、大体みんな腹式呼吸がどうのこうのって言い始めるんだよ。

腹式呼吸、丹田呼吸が大事とか、

骨に響かせるとか、

脱力が大事とか、

鼻腔内共鳴が大事だとか、

これらは一旦全部忘れてください。

これらの発声の仕方のレクチャーと言うのは、1種のメンタルトレーニングなんぢゃ。

それは、アスリートが100メートル走をするのに、メンタルトレーニングをするのと同じ。

呼吸法をして、会場をイメージして、身体を使うイメージをして、

100%の力を出せるように精神を鍛えていく!

でも、100メートル走をするのに必要なのは脚力ぢゃないかい?

脚の筋肉が一番大事ということは当たりまえだのクラッカーぢゃ。

まずは脚力が無いと速く走れん!

何度も走って、筋トレしなければならないぢゃろ?

メンタルトレーニングしかしない選手なんていないでしょ?

これと同じ!

喉の周辺筋肉を先ず鍛える必要があるのぢゃ!

喉の周辺筋肉が十分に鍛えてあって、その先にあるのが丹田呼吸であり、脱力であるのどぁ!

沢山の観客の前で100パーセントの力を出す胆力を生み出す丹田呼吸は、こと発声については今のあなたにはまだ必要ではない!

先ずは筋肉!喉の筋肉トレぢゃ!

次回!「喉の筋肉トレをするんぢゃ!」喉を開いて待て待て待てい!