北陸鉄道には、金沢駅の仕事で出張した折、石川総線と浅野川線を見に行ったことがあります。
当時は吊掛車全盛で、クリームとオレンジのツートンカラーの車両が、如何にものローカル色を出しており、かなり興奮したことを覚えています。
この頃は、例によって例の如く、一眼レフカメラの携帯は、出張には厳しい重さのため泣く泣く断念、現地調達の写ルンですによる撮影です。


車庫のある鶴来の側線で撮影した、ホム1です。
北陸鉄道へは、この貨車が見たくて訪問したと言っても良く、車窓から黒い塊が見えたときには、かなりのドキドキ感でした。


出自は西武鉄道と思われ、バラスト砂利運搬に使用されていたのでは。



それにしても、手前の車止めといい、草ボーボー感と後ろの電車といい、今となって見れば、夢のような光景です。
このホムに触発されて、ヨーロッパの2軸ホッパ貨車を天賞堂で購入し、日本式貨車に改造したことがありました。
その写真がこちら↓
社紋は東武、社名は秩父と入れて見ました。
軸受はカワイモデル製の真鍮ムクのシュー式です。



鶴来車庫にいた、元南海電鉄と思しき電機です。
ラッセルの翼と運転席窓にロータリー式ワイパーが装備されています。



終点の加賀一の宮駅の側線にいた、サビサビの鋼製無蓋車です。
国鉄のト20000あたりを授受したものと思われます。



鶴来より加賀一の宮までの区間はすでに廃止されていますが、この加賀一の宮駅にいたト、日本貨物鉄道博物館などで静態保存されていたら。。。とつくづく思います。



鶴来車庫の側線、というか本線の横の側線にいた車両です。
北陸鉄道らしい風貌をしています。


なんとなく、この電車にホムが牽引されているような図です。



駅のホームから見た留置中の車両です。
いい味を出しています。






この車両は張り上げ屋根が特徴で、これも北陸鉄道独特なものになっています。

北陸鉄道の回は続きます。