大人になってから学び始めた事

私が周りの会話やネットニュースでの記事等でどうしても引っかかってしまうことがある。

「○〇の趣味は役に立つ」「○〇の趣味は役に立たない」

時々、趣味をランク付けしているものも見受けられる。

 

はっきり言って私はこのような格付けは不毛なものだと思っている。

私は好きでやっている趣味はどんなものでも全て「役に立つ趣味」だと考えているから。

だから自分の趣味に対して「それ役に立つの?」とか「意味あんの?」なんて質問をされる時があるが、本当に大きなお世話だと思ってしまう。

 

私は大人になってから、趣味として囲碁を始めた。

他には歌、ピアノ、ギター、法律資格の勉強。

ちなみに子供の頃ハマっていた趣味としては格闘技がある。

 

自分にとってその中で役に立たなかった趣味など一つも無い。

どれも生きていく中でとても役に立っている。厳密には役に立てられる道を選んでいるのかもしれない。

趣味はそもそも自分の時間を有意義に過ごすためにあるものだと思う。

「楽しく充実した時間を過ごすことができる」これだけでも十分人生に役立っていると思う。

 

しかし、自分が好きでも無いのに苦痛を感じながらやることはとても「役に立つ趣味」とは言えないかもしれない。

そもそも趣味と言えるものかも怪しい。

 

経験のある人も多いのではないか、子供の頃好きでもないのに習わされた習い事。

自分は水泳がとても苦手だった。水の中にいる時間があまり好きでなく、まじめにやらないと怒られるし、毎回時間が過ぎることを待つだけだった。唯一の楽しみは練習が終わった後に買ってもらえるアイスだったが、正直割に合わなかった。結局ちっとも上達はせず辞めてしまった。

好きでは無かったが、一生懸命やってるうちに上達してそれが仕事になるケースもあるかもしれないが、それは稀なケースだと思う。

 

友人から時々「趣味探してるんだけど良いもの無いかな?」と聞かれる。

もちろん提案はする。囲碁や音楽だったら自分がアドバイスができるから。

でも、やっぱりやってみて楽しいこと、自分が本当に興味ある事を探してみるのが一番良いと思っている。

 

子供に習わせる習い事についても親が「役に立つ」「役に立たない」で選ぶのではなく「楽しいか楽しくないか」「やりたいかやりたくないか」で選ぶ方が間違いが無いと思う。

 

 

 

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