キス2002.02/02 『モンゴルのホーミーに魅せられた男』福岡文寛(2)

爆弾インタビュー3)ホーミーは5種類あるにひひ

澤田:それでは福岡さんのホーミーの実演を聴いてみたいと思います!
福岡:モンゴルのホーミーは4種類あると言われています。その中でも僕が実演しているのはモンゴル西部のアルタイオリアンハイゾクというところのホーミーなんですね。そこは5種類のホーミーがあると言われてるんですね!その中で一般的にみんなが聴くのは、要は高い音と低い音を同時に出す音ホーミー、その高い音と低い音を同時に出す方のひとり二重奏の方を今実演してみます!
澤田:はい。
■二重奏ホーミー演奏♪(二重奏で不思議なのど笛)
福岡:次は高い音を主体にしたスグット!
■ スグットホーミー演奏♪(高温でのまるで風が吹いているようなのど笛)
福岡:僕が一番得意としているのはハルヒダー。カルグラーまぁ色々言い方はあるんですけど低い音なんですよ。これはチベットのお経を読むときにも使われているんですよ。これを今やってみますね。
■ ハルヒダーホーミー演奏♪(低温でまるで地響きのようなのど笛)
福岡:こういう感じです。
澤田:素晴らしい!!なんかのど歌っていうかひとつの音波みたいね!波動ですよね!
福岡:そうですね~!ホントだったらこれに伴奏楽器をつけてやることが多いんですね。2玄のハツゲン楽器トプショールと言う楽器とかみなさんよく知っている馬頭琴ってやつですね。
澤田:じゃあ馬頭琴なんかの演奏で今のような幾つかのホーミーを織り交ぜながら演奏するんですね。
福岡そうです。
澤田:これをモンゴルの草原とかそういうところで聴くとまた違うんでしょうね?

音譜感想)4ハチ

澤田:どうですか?こんなのど笛がだせますか?
梅木:出ないですよ~(笑)なんか人の声じゃないみたい!
澤田:そうですよね~!ちょっと調べてみたんですけどこのホーミーの高低音には耳には聞こえない高周波の波長が含まれてるって書いてありました。
梅木:そうなんですか?
澤田:だから耳で聞こえる音と、耳には聞こえない波動として聴覚で感じるのか部分があるんでしょうね。
梅木:なんか奇妙な感じはしますよね。
澤田:聞いてると脳からアルファーファは脳から出てくるぞっていう書いてありましたよ。
梅木:なんか市場でセリをやるおじさんとかいるじゃないですか~!安いよ~安いよ~みたいな。それとさっきおっしゃった浪曲みたいな。確かに似てますよ。(笑)
澤田:喉から絞りだすようなところがね。これはおもしろいですよね~!

天使インタビュー4)偉大な国モンゴル~もっと知って欲しいブーケ2

モンゴル3 モンゴル1

澤田:福岡さんの現在の活動はどういうことをされているんですか?
福岡:7年前からスパイスオブライフっていう一種のミュージシャンが集まってセッションをやろうという企画をやっていたんですね。それから他のコンサートの企画をするようになったんです。これらは全て民族音楽を主にやってたんです。たまたまモンゴルにハマっちゃったってことで、去年から日本モンゴル芸術交流協会というのを作りました。これはモンゴルのアーティストを日本に招聘して楽団を作ったんですよ。アンサンブルタリンドって言って日本語で言うと蒙古大草原楽団。
澤田:すごいですよね~。
福岡:今はこの楽団を日本でプロデュースしてます。
澤田:じゃあモンゴルから色々なアーティストを呼んで、日本全国でコンサートを実施しているということですね。どうですか反応は?
福岡:反応はいいですね。お客さんはあ常にいっぱい入ってくれるし、ホントにミュージシャンはどこに出しても恥ずかしくないくらいの一流を集めているんですね!モンゴル国以外でも世界を探してもこれだけのミュージシャン抱えてるのはうちの日本モンゴル芸術交流協会だけだと思うんですね。そういうのもあって仕事の話っていうのは少しずつはきています。
澤田:よほど福岡さんにモンゴルが合ってるというか、モンゴルが福岡さんに合っているというか(笑)
福岡:モンゴルはすごく心の洗濯になりましたね。モンゴルやホーミーがあるから頑張ろうかなって感じですね。
澤田:最後に福岡さんの今後の活動予定をお聞かせ下さい。
福岡:実は僕は近々モンゴルに行くんです。この時に今プロデュースしてるアンサンブルタリンドの新しいメンバーのオーディションに行ってきます。とにかくモンゴルの音楽って素晴らしいんですよ。元々僕なんかロックとかそういう人間だったのが、今はこれだけしか興味ないくらい惚れこんでいるんですね。もっと日本の多くの人に紹介して見てもらいたい。そういう活動を広げていきたいです。

爆弾モグラ感想)5ぶーぶー

澤田:ということで福岡さんの紹介でした。
梅木:いや~しかし音って不思議ですね。
澤田:このホーミーですが、よく聞いていると「のどから出す声というか一種の音」が、「自然の音に変わっていく」ような不思議な感覚に包まれました。なんかのど歌が進化して「宇宙的というか自然的な超音波」に変わっていくというか、そんな感じですね。実は人間の耳に聞こえない音と聞こえる音があるんですが、通常に人間の耳に聞こえる音の周波数は20キロヘルツ以下の音なんだそうです。それ以上の高周波数があるんですが、ホーミーからはその高周波数が出ているっていうんですよ。その周波数を聞くと脳からリラックスするアルファ波がでるそうです。
梅木:そうすると自然の風の音なんかにもその高周波数が入っているんですかね。
澤田:そうみたいですね。例えば森の中で吹くそよ風とか木々がこすれる音とかそんな音にも含まれているみたいですねよ。人間も努力すれば自然と一体になれるんですね。 (・ω・)/