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~ソウルを百倍楽しむ方法~

ソウル在住の地理学徒がソウルの今を紹介します。

昨日は所属学科の教授の退任式があった。
90年代以降韓国の地域発展政策に関与してきた教授だったのでそれなりに来賓も多く、学内のコンベンションホールで盛大に式が執り行われた(=当然の如く院生が大挙動員される事態)。


退任式前日、研究室で一瞬の隙(椅子にもたれて伸びをしながらあくび)を助教に目撃された私は暇人と断定され、退任式当日先遣隊として他の2人と共に2時間早く出発することとなった(なぜ木曜日の暇人が金曜日にも暇人であると断定できるのか根拠を示されたい!と一言申し上げたかったのだが、奨学金を工面してくれたので暫くいいように使われてみようと決心した)。
私達に与えられた任務は式当日の開宴2時間前に到着する予定である装丁された教授の論文集(300部)を、来賓に進呈する為に封筒に詰める事であった。
こんな事の為に動員されたのだから余程暇に見えたに違いない。


式当日、助教に出発まで見送られた私達は、残暑が厳しい中での徒歩行軍は避けたかったので、学内移動にタクシーを利用してその費用は請求することにした。
論文集の到着予定時間10分前に無事に到着した私達は、キンキンのコンベンションセンターの中で運送トラックが来るのを待ったのだが、待てども待てども来ない。
コリアンタイムを勘案して1時間が過ぎた頃、リーダーが担当者に電話をかけたところ最悪何時までに配送すれば良いのかという絶望的な質問が飛んできた。
結局式の開始前までに届かなかった論文集は式の合間に到着し、男手総出で作業にあたる羽目になった。
この時点で若干不穏な雰囲気&貴重な金曜日の2時間が無駄になり不満が積もる。


しかしなんやかんや論文集の到着が遅れ、式自体への参加が不可能になったおかげで外でつまみを食しながら気軽に食事時を待つことになったので結果オーライ。
その上式に参席した私達にも来賓と同じ3万ウォンのコース料理&ワインが振舞われたので、やはり教授様は偉大なりと相成って不満も解消、退任式も無事に終了したのである。

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その後、当然の如く2次会にがあると思ったのだが、すでに教授退任後ということで学科から経費は下りず、教授も来賓との会合があるとのこと、結局盛り場まで下りて来て実費で飲みに行くことになった。
しかし運良く(?)メンバー中に当日が誕生日の人間が存在し、人身御供となった彼が全額支払い。
なんともありがたく、この時点までは私の運も尽きてなかったのである。


2次会が終了し、カラオケに行く人間はカラオケに、私は資料整理が残ってたので家に帰り作業を続けようと思ったのだがなんと家の鍵が無い。
そう、助教にせかされるように出発した際、研究室の机の上に置いて来てしまったのだ。
時計を見ると既に11時を大きく回っており、しかもスペアキーさえも家に置いて来てしまったせいで夜中の研究室に訪問する羽目に。
酔いも一気にさめてしまったので、渋々運動をかねて学校まで徒歩行軍することにした。
結局夜中の1時前に帰宅した私は資料整理も出来ず、一日のうちの約1/6を目に見える形で浪費してしまった。
時は金なり、結局4万ウォンのマイナス収支か。

家庭で安っぽい食堂で食べるようなテンジャンチゲを美味しく作るコツ...


ソウルでの自炊生活6年生に言わせると、下記の材料を揃えなさいという事である。

 ① マートで一番安いテンジャン

 ② マートで一番安いコチュジャン

 ③ 青陽唐辛子

 ④ ニンニク

この中の一つでもかけると、テンジャンチゲが味気無くなってしまう。
特に青陽唐辛子。
一本加えるだけで料理全体の味を支配してしまう程の辛さを持った唐辛子が無ければ、安っぽさ抜群のチゲの本当の美味さが演出されないぜ。


これに加え好きな材料と調味料を投入すればよし。
私なんかは一人暮らしなので、海鮮系より肉系が始末をつけやすいので豚肉をよくいれる。
それと好物の호박ホバクは外せん。
しかしホバク丸ごと一本使えず毎回余ってしまう...
そんなときに作るのがホバクジョンで。
美味くて安くて簡単で健康によいという素晴らしい料理。
一週間後に迫った秋夕でもお目にかかれそうだ、うれしいなあ。


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しかし貧乏性のおかげで毎回出した小麦粉を全部使おうとして衣(?)が厚くなり、結局卵がいい塩梅でつかない。
それでも課題は把握してるんだからね、食べれば極楽。
人に何の肉が好きか、何を食べに行こうか?と訊かれると返答に困ってしまう。
何故なら一般的な牛豚鳥は全て好きで順位をつけられないからだ。
韓牛を食った日には牛最高、豚と鳥も然り。



先週大学路でチムタクを食べた。
向かった先は鳳雛チムタク本店である。
大学路には鳳雛チムタクが2店舗程あるが、本店のほうが美味いとの事でそちらに向かった。
実際のところ味の差異なんかは全く分からんが。
ちなみに本店は劇場街の方でなく、佐賀ラーメンの並びにある。



チムタクを食べると10年ほど前を思い出す。
その当事も仕事か旅行かで韓国にいたが、その頃にチムタクを提供するフランチャイズがソウルで爆発的に増加した。
どんな料理か気になった為、梨大にあった鳳雛チムタクを訪れた。
当時の私は辛いものがそれ程得意でなかったので、ものすごい辛さに美味いというよりも苦痛を感じた覚えがある。
ビールを飲みながら何とか食らったが、次の日にはトイレで一苦労だった。
食後には口休めの為アメではなくミカンをくれたが、今でも冬になるとくれるんだろうか。
これ以降辛さに挑戦の意味も込めてたまに食べたが、人間はやはり慣れ、いつの頃か辛さより美味さが勝るようになっていた。

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それにしてもこのチムタクという日本語表記。
こればかりに限ったことではないが韓国人には結構笑えるらしい。
毎回うるさいので、日本語には韓国語の発音に該当する部分が無いから理解しろよと啓蒙している。
そういえば韓国のソン・ジュンギとか言う俳優が日本での撮影時、食堂の従業員による「キムチ」という発音に対し「キmチ」に直せとか言った記事が出た事があった。
当事は大の大人になってもこんな発音構造の差異を理解しない無知な奴がいるもんだとあきれた次第だが、確かこの無知な人間の出身校が大学路に位置する成均館大。
万一道端で「チムタク」じゃなく「찜닭」だって因縁つけられたら、貴様こそトンカツをいっちょまえに発音してみろと言ってやろう。