ヴァチカン美術館とクーポラ | 東京から福岡へ

ヴァチカン美術館とクーポラ

ローマの中心から川沿いにヴァチカンへ向かう川沿いの道が好き

 

できれば、毎朝、この道を散歩してヴァチカンへ行きたい

 

 

サンタンジェロ橋の手前にある裁判所の建物もとても好き

 

 

 

サン・ピエトロ広場

 

自分がヴァチカン市国にいるなんて、ちょっと信じられない気持ちでした

 

 

柱が一列に見える場所ってこれじゃなかった・・・

 

 

でも、なんとなく一列

 

 

このサン・ピエトロ大聖堂を正面に見て右にできている列はヴァチカン美術館の列ではなくクーポラへ上る列です

 

ここからヴァチカン美術館までは結構歩きます

 

ヴァチカン美術館の予約はHPからできますので必ず予約をしていったほうがいいことと

できれば朝一番の時間帯がお勧めです

 

右側が予約をした人の列

確認書を見せます

 

 

美術館入り口

 

右側の予約の列は進みますが

予約なしの列は美術館が開いてもまだ進みません・・・

 

 

中へ入ったら予約の確認書を入場券と引き換えてもらって入場します

 

地図があるのですが分かりづらくどちらへ行ったらいいか分からない・・・

 

十字架  十字架  十字架  十字架  十字架

 

 

ラファエロ作 キリストの変容

 

キリストが天の声を聞き、自分が神であることを告げる場面

 

ラファエロ最後の作品 36歳で亡くなる

 

まだ人がまばらでした

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ作 聖ヒエロニムス

 

ヴァチカンにあるレオナルドの唯一の作品 

長く行方不明だったそう

 

 

ドナト・ブラマンテの肖像

 

教皇ユリウス2世のもとで芸術監督を務めていたドナト・ブラマンテ

建築家として超一流の腕をもっていました

 

ユリウス2世が自らの墓の彫刻を作らせるために

ミケランジェロをヴァチカンに呼び寄せました

ミケランジェロの才能を認めていたブラマンテは

教皇の気持ちが自分からミケランジェロに移ることを恐れた

 

当時、20代ですでに彫刻家として有名でしたが天井画は未経験

そこで、システィーナ礼拝堂の天井画をミケランジェロにまかせれば

失敗するだろうと思った

 

ミケランジェロは天井画にのめり込む

製作途中を見たユリウス2世はあまりの素晴らしさに感嘆の声をあげた 

 

ますます脅威を感じたブラマンテは親戚のラファエロに手紙を出します

当時フィレンツェで人気のあったラファエロなら教皇の気を引くことをできるはずだと

 

ラファエロは署名の間を描きます

 

ミケランジェロとラファエロは同時期にヴァチカンで創作に打ち込み競い合った

ラファエロはシスティーナでのミケランジェロの仕事を間近に見て

その素晴らしさを感じていた

 

尊敬の念を持ってアテネの学童にミケランジェロを描き込んだ

ラファエロはミケランジェロに魅せられてしまった

 

皮肉にもブラマンテの策略によってヴァチカンに

2人の天才がの最高傑作を残すこととなりました

 

(美の巨人マニアなので700回記念を何回も何回も見て行きました)

 

 

ベルニーニ作 天使の像

 

 

ビーニャの庭 ミケランジェロ設計

 

 

 

小腹が空いてお庭でお茶

 

 

 

 

 

ベルベデーレ宮

 

邸宅の後

 

 

この像の左側にレオナルド・ダ・ヴィンチがここに居住していたとのことが記載されています

 

1513年から3年間ヴァチカンに滞在していた

機械仕掛けの道具を製作する予定でしたが

教皇とフランス王の和平交渉に立ち会い、その後ヴァチカンへ戻らなかった

 

 

 

ラオコーン 1世紀頃

 

1506年 発掘 ユリウス二世によってヴァチカンの所有

 

 

 

地図のギャラリーはあまり感動がなかった

端に書いてあるこの縁取りが可愛い

 

もし、絵が上手だったら自分の家の壁一面にこういう縁取りをしたり絵をかいたりしたい

 

 

一番見たかった ラファエロ作 アテネの学童

 

もう、これが見られただけで嬉しい

というか、これだけ見ればいいかも

 

朝、一番に来て誰もいないところで見てみたい

 

人が多すぎて・・・

 

朝一番で美術館へ入場してから時間を追うごとに人がどんどん増えていく

さっきまで人がいなかったのに

もうこんなに、という状況

 

 

本人がここで、彼女(マルゲリータ)がここで、ミケランジェロがここで、レオナルドがここで

と見ていると胸が熱くなる

 

 

システィーナ礼拝堂は撮影禁止でした

 

迫力があります

でも人が多すぎて

あんなに見たかったのにあまり感動できなかった

 

最後のシスティーナ礼拝堂を出て

右の扉が開いていれば、そこを出たらクーポラの入り口に出られます

 

 

€ 10 の途中までエレベーターの券にしました

 

 

途中から登ってもきつかった!!!

 

 

狭いし、斜め

 

 

上から見る大聖堂の眺めはすごい

 

 

最後の方はこんな・・・泣きそう

 

 

上に着いた時はへとへと

高所恐怖症であまり景色見られず

 

もう・・上らない・・

 

 

この花壇の紋章は現教皇フランシスコの紋章

行政庁の目の前の花壇は教皇が変わると作り変えられる

 

紋章の両脇にある聖ペトロシンボル・鍵はずっと変わらない

 

お庭には日本から寄贈された桜の木もある

 

お庭は予約をすれば午前中ガイドの付き添いで見学ができます

 

午後は教皇のお散歩の時間だそうです

 

 

裏から見た彫刻 以外に後ろは雑

 

 

クーポラを降りるとサン・ピエトロ大聖堂へ出ます

 

ヴァチカン美術館は絶対に行きたい、システィーナ礼拝堂を見たい、と思っていたけれど

サン・ピエトロ大聖堂へ足を踏み入れた時の

あの、圧倒的な、ひたすら圧倒的な感覚を忘れることができない

 

それくらいものすごい存在のサン・ピエトロ大聖堂