アノニマスはトランプ新大統領になんと言っているか。 | このままでは日本は危ない

アノニマスはトランプ新大統領になんと言っているか。

アノニマスってなに?と言っている人は

下記は読まなくてよい。

 

そういう人は国際情勢や海外で何が起こっているか

あまりにも無知すぎて説明する気にもならない。

 

ところで、昨日、YouTubeにアップロードされた

anonymous(アノニマス)のメッセージはこうだ。

 

「トランプ氏よ、米国の威信を取り戻すのもよいが、

あなたの使命は世界を戦争のない世界に導くことである」、と。

 

アノニマスはトランプに相当期待していることが

伺われる。

 

なにしろトランプはロシアのプーチンの指導力を評価しているので

来年からは米ロ関係が格段に改善するとみられている。

 

ということは、シリア情勢も改善して

アサド大統領が再び実権を掌握して安定化することが予想される。

 

つまり、シリア難民問題も改善する。

 

これらの世界の混乱、不安定はすべて米国が仕組んでいることを

まずは理解すべきである。

 

これを裏で糸を引いているのは兵器産業である

軍産複合体であることは誰しも承知である。

 

ネオコンと呼ばれるその軍産複合体が

ヒラリーを支持していたのだから、

 

今回米国市民の良識によって

トランプを選択したのも当然といえば当然の結果である。

 

再三、言っているようにヒラリーを応援していたのは

大企業やウォールストリート、既得権益をもった民主党の応援者だけだ。

 

アメリカの一般大衆はヒラリーを嫌悪しているのだ。

 

別にこのことは陰謀論などというものではなく

世界の常識である。

米国では堂々とこの議論がなされている。

 

アメリカにはまだ民主主義の良識が残っているのだろう。

 

知らないのは日本人のあなただけである。

 

低レベルのバラエティー番組で面白おかしく取り上げて

トランプは人種差別主義者で強硬な移民政策をとるとか

報道しているが、

 

彼の今の奥さんはスロバキアからの移民で

アメリカの市民権を得たのはつい10年ほど前なのだ。

 

メディアはトランプに対して

排他的で米国外から移民を受け入れない男という

イメージを植え付けているが、

 

なんとも節操のないメディアの末路ともいうべき劣化具合だ。

 

今回は米国人の多くが内心ではトランプを支持していた。

だから、事前調査と違うとか、サプライズとか言っているが

なんとも情けない情報収集能力である。

 

日本では大手米国メディアの受け売りで

そのまま右から左に流し

 

同じく何も知らない日本人は、何も考えずに

そのまま受け取るという構図である。

 

そこで、大慌てした外務省は、安倍首相に

話が違うじゃないかと怒鳴られ、慌ててトランプが

まだ大統領にもなっていないのに会談を設定したようだ。

 

これもずいぶん、節操のない話である。

 

大統領就任前に自宅まで行って会うのは日本の首相くらいだろう。

 

なんだか、犬がしっぽを振っているようで情けない。

 

そしてあろうことか、

日本のメディアはトップ同士が信頼関係を構築したなどと

喧伝しているが、外交儀礼上は非常に違和感があり、

またまた、世界では馬鹿にされるだけの行動であった。

 

 

今回、安倍首相はペルーでのAPEC会合の出席前に

ニューヨークに立ち寄ってトランプと会ったが、

まだ、現職はオバマであり、

そのAPECにはオバマ大統領も出席しているので

この日本の態度をどう思うだろうか。

 

外務省もなにも考えていないとしか言いようがないが

(まだ、帰路途中に会うほうがオバマの気分を害さずにすんだのではないか。

でも、日本の政府は本当にそんなに馬鹿なのだろうか。)

 

単眼思考であり、複眼思考ができない

今の日本人の全体の姿を象徴しているようでもある。

 

エスタブリッシュメントと言えば、

日本の大企業もそうであるが、

 

私は昨日も書いたように、大企業は潰れればよいと

思っている。

 

本当にそう思っている。

 

もはやショック療法しかないだろう。

 

今の日本人のメンタリティをこのような自堕落にしたのは

何も考えない単眼思考のここ10年の大企業である。

 

だから、世界の市場でも日本製品は凋落が著しい。

 

2011年の大きな災禍で日本人は変われると

思ったのは幻想であったが、

それはある地域限定の出来事でしかなく、日本全体では結局、他人事なのであった。

 

非常に残念である。

 

私はこの災禍をきっかけにして変わることができなかった

我々自身、猛省すべきと思う。

 

トランプが大統領になって、日本の安全保障問題を

否が応でも日本人自身で自分の頭で考えなければならなくなったことは

良いことだと考える。

 

一方、

日ロ間の北方領土問題は進展の可能性が高くなった。

 

しかし、世界においては、国の友好や好意は

まず幻想と考えたほうがよい。

 

ロシアのプーチンはしたたかであるから、

それは日本に対する友好などという美辞麗句ではなく、

日本とアメリカの同盟関係に

くさびを打ち込むことが狙いである。

 

インドにしても、そうである。

モディ首相が最近、日本を訪問したが、別にインドは日本に頼り切っている

わけではない。

 

インドはロシアとも仲が良い。

アメリカとも親密である。中国とも関係を良好にしようと模索している。

 

こちらの新聞では

インド系アメリカ人が新政権の

重要閣僚ポストに就任することが伝えられている。

 

日本で伝えられている情報とは全く異なる。

 

知的武装を基本にした

この情報収集能力や交渉力、対応力ビジネスでも同様であり、

 

実際、インド人と日本人がビジネスすると

赤子の手をひねられるように難儀するであろう。

 

非常に日本人は甘いのである。

 

中国では日系企業が大量に進出しているので

いろいろ中国の悪口やビジネスの困難さが喧伝されるが、

インドはその事例やケースが少ないだけであって、

 

インドでビジネスを行うほうが本当はもっと大変ではないかとさえ思う。

 

インド人は日本人に対して個人関係としては友好的ではあるが、

ことビジネスとなると豹変する。

 

それがわかっていない。

 

とにかく、今は世界は一体化しており

世界の情勢がわからない者はビジネスという領域に手を出す

べきではないだろう。

 

ひねりつぶされるのがおちである。

 

 

 

 

 

 

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