今回は中小企業経営者が活用できる公的制度についての話です。
経営者の皆さんのところには株式、投資信託、外貨建て商品、
不動産投資、変額保険、海外投資などの投資話が来ると思います。
私はFPとして否定はしません。
でもハイリスク・ハイリターンの投資の前に、
ローリスク・ハイリターンの公的積立制度があるんです。
皆さん一人ひとりに国が与えてくれたその権利を使い切っていますか?
使わないと宝の持ち腐れになりますよ。
例えば、毎月2万円積み立てると年間で総額24万円です。
金利が0.04%であれば利息は年48円で、
20%源泉徴収されるので年間の手取額はたったの38円です。
これが日本の現状ですね。
でも公的制度を利用すれば、課税所得400万円の人が
月2万円積み立て年間24万円支払うならば、
約73000円得することになります。
公的制度なので利息が増えるのではなく
実際には所得税・住民税が軽減されるのですが、
効果は同じですよね。
さらに公的制度なので、差し押さえすることができないんです。
経営者にとって安心ですよね。
国は老後資金作りのための優遇制度、小規模企業共済(共同経営者も)、
国民年金基金、個人型確定拠出年金、
選択性確定拠出年金などを用意しています。
もちろん公的制度なので細かな適用条件があります。
こうしたローリスク・ハイリターンの積立制度について
実際に使う使わないは別として、
知っておいても損しないと思いますけど。
参考
https://wiselife.biz/fp/ysuetsugu/