免疫細胞療法は、免疫細胞を体外で処理・加工し、
それを治療に用いるガンの治療法です。
この治療に使用される細胞は、
1980年代後半からTリンパ球が主流でしたが、
1998年頃より樹状細胞も使用されています。
主な免疫細胞療法の治療法には、活性化自己リンパ球療法
(α・βT細胞療法、γδT細胞療法、CTL療法)
や樹状細胞(DC)ワクチン療法、
樹状細胞ワクチン+αβT細胞療法があります。
免疫細胞療法の最大の特徴は、副作用が少なく、
また他の治療法の効果を妨げることがありません。
通常は、2週間隔の6回投与(約3ヶ月)を
最初の1クールとして行います。
まだまだ研究途中で、
費用面でも厳しいものがありますが、
将来、大いに期待されるガン治療法です。