今月の注目NEWS
「松竹が大阪道頓堀の角座を売却」
松竹は2月に大阪市中央区道頓堀の「角座」を
35億円で売却すると発表した。
25日契約締結、26日物件引渡し。
「角座」の売却は、昨年6月2日付で公表しながら
売却先等が未定となっていたもの。
同社では今回の固定資産譲渡により、
特別利益「固定資産売却益」を平成21年2月期個別決算に
約24億2200万円計上する予定。
<トレンド>
昨年は大阪道頓堀の象徴でもあり、
観光客にも人気があった「食い倒れ人形」があるお店が閉店となって、
その人形の行き先などを中心に大きな話題となりました。
今回のこの「角座」は観光客に
はあまり知られていないかもしれませんが、
古くからこの界隈を象徴する名前で、
今回のニュースは地元の人のなかには、
一種の寂しさをもって聞かれた方も多いのではないでしょうか。
実は、阪神タイガースが優勝すると川へ飛び込む姿で有名なこの道頓堀は、
古くから歌舞伎や人形浄瑠璃などの
劇場が立ち並ぶ芝居街で、
江戸時代には「浪花座」「角座」「中座」「朝日座」「弁天座」の
5つの劇場群が「道頓堀五座」として人々に親しまれていたそうです。
この「道頓堀五座」のうち、「角座」「朝日座」「弁天座」が
昭和末期に閉館した後、
平成に入り「浪花座」「中座」が閉館になってその歴史に終わりを告げました。
しかし、その後の紆余曲折を経て
平成16年に改めて同じ場所に復活したのが
今回の「角座ビル」で、その地下には昨年の5月までは
「B1角座」が演芸場として使われていました。
ただ、時代の波とともに、演芸場の閉鎖が決まり閉鎖と同時に、
角座ビル所有者の松竹が売却先を探し始め、
やっと買主が決まったということです。
またひとつ大阪の歴史を象徴する名前がなくなることに、
寂しさを感じるとともに、次にはどんな建物になって再生するのか、
ほんの少しの期待もあります。
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