まず結論から。

 

 

公式を血肉にするには、出典の論文までさかのぼること。

 

 

今、マンツーマンで仮設構造物の計算を

教えています。

 

その人は関西支店の人。

研修で東京に来ています。

 

その人が言いました。

「このパラメーターはこの式に入れて算出しました」

 

はい、いいでしょう。

しかし、式はそれだけじゃないけどね。

他のアプローチをする式もある。

 

こっちを使ってもいいけど、

あっちを使ってもいい。

正解は1つじゃないんだよねー

 

ところで、その式はどこからきたのかな?

 

そこで昔のあるシーンがフラッシュバックしました。

それは、かつてわたしが言われたこと。

 

 

「学会指針とかに載っている式は、その出典まで調べましょう」

 

 

指導してくれたのは技術研究所の研究員だった人。

だったというのは、今は退社して大学に助教として戻っちゃったから。

 

そう、学会指針に載っている式は、その前後に参照先が

記載されている。

 

説明文の肩付きに参照番号が書かれている。

その参照番号は章の終わりに出典資料、参考資料として記載されている。

 

 

では、公式はなぜ出典までさかのぼった方が良いのか?

 

 

それは、薬の使用上の注意を読むのと同じだから。

ある場合には使えるけれど、ある場合には使えない。

使える条件がある。

 

その条件を間違えると。。。タイヘーン!

建物が壊れてしまう、かも!?

建物が沈下してしまう、かも!?

建物を手直しすることになる、かも!?

 

うん、公式に値を入れると答えはでるよね。

でも、その数字には意味がある。

ただ、数字を入れただけじゃ危ないね!

 

やっぱりわかって使わなきゃ、ね?

 

そして、わかって使うと、

誤差が出たとき、なんで?がわかる。

 

すると、次はこうしよう!となる。

これを繰り返す、繰り返す、繰り返す。

  

そうすると、公式はきっと、あなたの血肉になる。

 

これ、以外とやってる人、少ないよ。

だってタイヘンだから。

そこをやると、あなたは特別を手に入れる。


 

 

公式を血肉にするには、出典の論文までさかのぼる。

 

 

気づきがある繰り返しと

気づきがない繰り返し、

あなたはどちらを選びますか?


では、またお会いしましょう。