下の地図が、今回のブログの場所です


<位置> 室戸岬 N33.24.55 E134.44.66
<岩石名> ハンレイ岩(大きな結晶があるので、粗粒ハンレイ岩とかハンレイ岩質ペグマタイトともいう)
<見所>
・深成岩です。
・マグマが地下深いところで冷え固まってできた。(ざっくりいうと、マグマだまりがそのまま冷え固まった)
・大きな結晶だけでできている(等粒状組織という)。
・この部分は特にゆっくりとひえたので、特に鉱物が大きい(マグマだまりの中心部分を見ている)。
・アシディック(塩基性)な岩石。
・白い鉱物はチョウセキ(長石)。(詳しくいえば、斜長石といいます。)
・黒い鉱物はキセキ(輝石)。(詳しくいえば、普通輝石)
・肉眼で見ると赤茶色の部分が目立つが、マグマが冷え固えてハンレイ岩になる時にできた構造でなく、ハンレイ岩が地表近くにあった時に地下水などがしみこんでできた酸化鉄によるシミと思われる。
・岩石ができた時期は約1400万年前。