写真1 岩木山を西から見た姿

写真1は岩木山を西側と北東側から見たようすです。西側から見ると、鳥海山をつくる溶岩ドーム(上の写真の山頂部分の左側)、岩木山をつくる溶岩ドーム(上の写真の山頂部分の中央部分)がはっきりわかります。
 また、この写真の雪の残っている部分とそうでない部分は山腹斜面の傾斜のちがいます。また、写真の雪の残っている地帯の最下部周辺に(標高にしておよそ800m)に、水蒸気を中心にした噴気孔の痕跡が見られます。このことをもとに、岩木山は古期成層火山と新期成層火山という2度にわたってできたのではないかという説もあります。



<上の地図は、写真2の岩木山をを撮影した場所です

 
写真2 岩木山を北東から見た姿
 岩木山を北東方向から見ると、山頂には鳥海山は見えず、岩木山の溶岩ドームだけしか見えません。また、傾斜のちがいから古期成層火山と新期成層火山を確認することもできます。
 最近の研究では、山頂部分の溶岩ドームは約3万年前から形成されたはじめたと考えられています。