コロナに明け、コロナで終わろうと
している2020年。
新型コロナウィルスの勢いは増すばかりで
今や対岸の火事で自分は大丈夫という
慢心は通用しきれなくなっています


今年は私自身心身ともに不調をきたし
以前のように精力的に動くことが
難しい日々が続きましたが
そんな状況下でも途切れることなく
犬猫の保護依頼が舞い込みます


相変わらず飼い主さんの高齢化に伴い
居場所を失った犬猫の引き取りや
行き場がなくて捨てられる
犬猫たちも多いと聞きます


そして寒くなるこの時期
外で暮らすことを余儀なくされている
犬猫たちを助けてという切実な保護依頼


限りある函館ワンニャンパトロールの
保護能力の中で不遇な立場の命をどこまで
助けることができるのか
せめぎ合いの日々です


コロナ禍の中での犬猫たちの世話やケア
治療のかいなく命を落とす子たちとの
辛い別れ。

心身ともに待ったなしの状況の中で
今年も活動を途切れることなく続けて
これたのは自分たちの体力、時間、資産
そして目いっぱいの愛情を惜しみなく注ぎ
小さな命を助けるために日々頑張ってくれている
ボランティアスタッフたち。

活動を維持していくための寄付や募金、
物資などで支援してくださるたくさんの方々。

犬猫たちの健康を守り助けるために親身に
治療にあたって下さっている動物病院の先生。

そして行き場のない犬猫のたちを家族の一員として迎えてくださり、大切に育ててくださっている
飼い主の方々。

ほか、たくさんの方々の優しさや励まし
協力の中で力や勇気をもらい前進が
できたことを思うと感謝の気持ちで
いっぱいになります

人間が作り出す不遇で小さな命の環境は
常に過酷です

コロナ禍の中、人間が人間の命を助けようと奮闘する中、不遇な命たちに手を差し伸べることが出来るのも人間です。

ワンニャンパトロールで保護した犬猫の数も
まもなく2000匹を超えます

今年1年お世話になった大勢の方々
本当にありがとうございました


『函館ワンニャンパトロール代表』
西田 のり子