アパートの更新時期が近づいてきました。
つまりわたしの仙台生活、3年目間もなく突入です。
正直、何度も「東京へ逃げたほうがいいかな?」
などと思ったりしてきたのです(笑
しかしそのたびに、結局、仙台にいられる事になっている。
絶対これ以上は無理、と思うまでここにいようと思っていて
実際、何度か「これまでか」という場面になったのですが
引き止められるように、活路が見つかるのです。
まあ、気のせいかもしれませんが
「東京なんか、今更行ってどうするんだ?」
とこの町に言われているような気がするのです。
実のところ、東京に遊びには行きたいが
逃げていって、また住みたい、とは全く思いません。
東京の友人には「都落ち」みたいにとらえられていますが、
わたしの中では当初から全く逆で、東京に戻る事はかえって
敗北を意味していました。東北で成功する、という事こそが
わたしの最高の目標としてあるので ヘンですか?わたし
もっとも、これまでは大丈夫、でしたが、今後はどうか・・・
不況厳しい世の中ですし、わたしはワタリガラスですし
けれど、先月、北海道の旅から仙台に戻った時は、なんだか妙に
ほっとしたものでした。いや、札幌に着いた時もほっとしたんで
すが、両方、もはや自分にとってはふるさとであり、ホームだか
らなのかも知れません。
特に、仙台は勝手知ったる己が庭 たとえば、カフェひとつとって
も、どの店が朝早くからやっていて、どの店が夜遅くまでやってい
て、どの店が24時間やっているか、どの店が独り物書きに向いて
いて、どの店が友人との談笑に向いているか、もよく知っている訳
なので、やはり札幌や盛岡以上に、安心するのです。
考えてみると、朝7時ぐらいからやってるカフェ、夜1時までやって
るカフェ、24時間やってるカフェ、これが全て自転車で、いや歩い
ても行ける距離にそろっている町なんて、他にあるのでしょうか?
そういう、一見たいした事のない町のように皆いいながら、なにげに
スゴイところのある仙台が、わたしは離れ難くなっているのかも知れ
ないです。まあ、スゴイようで、やっぱりそうでもない所かも知れま
せんけれども。
わたしは庄内という、何もかも満たされない世界で育ちながら、東京
という要るものも要らないものもあふれかえった世界に飛び込んで
訳がわからなくなってしまった そのために、いろいろあるのはいい
事だけれど、ちょっと不満で物足りないぐらいが考えさせられながら
暮らせていいのじゃないか、と思うようになったのです。
この町で足りない、と思う事はたいてい、なければないで何とかなる事。
(家族や古い友人は別 みんなここに住めばいいのに 笑)
東京にはなくて、ここにあるのは「東北に住む、東北人」である事。
今回札幌で再会した、今はオランダにいる才媛なる友人がわたしに言った
「仙台というまちが、合っているんですね」
実際には、まだまだここでやれる事は未知数なので、わからないのですが
素直に、とてもうれしい言葉でした。