参加している同人誌の感想集が送られてきた。
今回は作品を発表していないが、作品の感想だけは送っていた。
そして、同人の皆さんの感想を読んだのだが、これが面白いのだ。
私が傑作だと思った作品があまり評価されていなかったり、その逆もあり、作品そのものよりも面白いんじゃないかとさえ思った。
批評にも個性が出る。
どの作品にもプラスの評価をする人。
(私も基本はこれ)
プラスの評価をした上で、敢えて辛口評価をする人。
思ったことをずけずけ書く人。
感想が極端に短い人。
などなど。
書き手にとっては貴重なフィードバックの場だから、自然と言葉遣いも慎重になるが、それでも透けて出る個性の違いが面白い。
ただ一人の作家志望者として悔しいのは、こんな小規模な同人誌でも一番になれないこと。
現時点で私よりはるかに上を行っている方が複数いる。
同人のみんなをギャフンと言わせるような傑作を書いてみたい。
最も往々にして傑作がそうであるように満場一致の傑作というのはあり得ないのかもしれない。
むしろ傑作ほど賛否が分かれるのではないか。
だったら、私が目指すのは問題作なのかもしれない。