おはようございます。
本日も暑いですね。
この熱を蓄熱して冬の寒い時期に使う仕組みを現在開発中です。
嘘です。
ロードバイク乗りの為の警音器を開発中です。
当初の開発案:現時点ではデザインがより性能を発揮しやすい形状になっている。
昨日夕方、最終図面が上がって参りました。
この図面を承認すれば金型着工に限りなく近づき、製品化が目の間に見てきます。
図面確認と併行して、シボ加工の実施を検討しております。
皆さんシボとはご存じですか?
皆さんの身近の民生品にもシボ加工がされているものが沢山あります。
こうしてパソコンを打つキーボードの1つ1つのキーにもシボ加工がほど越されております。
シボ加工とは、製品の表面に細かい凹凸を付ける加工のことです。
この加工を施すことで、見た目や機能性、そして質感がが大幅に良くなります。
GENTZに関しても、かなり細かいシボを施こす予定です。
さて、本題です。
題名の件を今日はお話したい。恐らく皆様に共感して頂けると思っている。
凝視より俯瞰。
何故こんな事を考えたかというと、GENTZの開発が思うように進まないこと、
そして、本業の臭気対策の仕事でもなんかプロジェクトが留まることがここ最近多いからだ。
兎に角プロジェクトが進まない。
どんなプロジェクトでも多かれ少なかれ問題が生じる。
その問題が難しければ難しいほど、生じた問題が目の前に壁のように鎮座する。
この壁を破壊する為にはどうすればいいのか。
壁に近づいて凝視すればするほど視界が壁で覆われてしまう。
そして凝視すればするほど仕事をやってる感を得られ自己満足していく。。。
そうするとその問題でいっぱいいっぱいになり、他の事が全く見えなくなってしまうのだ。
例えばGENTZでもこんな事があった。
第一試作が完成し、実際にロードバイクに設置してみる。
GENTZには、ハンドル内にGENTZを固定する為のヒダがある。
ヒダの形状や材質を変えることにより、ハンドル内から製品を抜き差しの具合が変わる。
第一試作では、このヒダ形状で問題が生じ何度も検討が必要になった。
そして、私はヒダを凝視し続けた。目を充血させて。。。
検討の結果、ヒダの問題はほぼ解決。達成感がある。
しかし、その問題が解決した次の瞬間、バッテリーの問題が生じる。
よく考えてみればヒダ問題が起きている段階でバッテリーの問題も既に把握出来たはずなのだ。
そう、バッテリーなど脇目も振らずヒダを凝視するばかり、
周りが全く見えなくなっていたのだ。
因みに開発では、
筐体部分と電装部分でそれぞれに専門家がいて開発を進めていく。
従って、
第一試作が上がった瞬間に俯瞰しGENTZを眺め、
それぞれの問題をそれぞれの専門家に提起出来ていればパラレルに問題解決を進められたのだ。
この段取り1つで、開発の進行はサクサク行った筈。
時間の無駄を後で気がついて後悔はしても、開発自体は夢があって楽しい。
しかし、人生の時間は有限である。
やり方1つで人生の時間軸はかなり変わってしまう。
自分が物事に凝視し始めたらちょっと俯瞰する癖を付けたい。
凝視より俯瞰。このスタンスを意識して人生を豊にしていきたい。
以上