休み時間と同時に、僕のすぐ傍に来る子
律
恋人関係とやらになってから、
僕ら、いつも異常なくらい一緒に居る
周りからも、ヘンな目で見られてるくらいだ
ほら、だって僕らは二人とも美人さんだから←
だから僕が律の家に行く回数だって増えた
暇さえあれば律の家にお邪魔している
第一、僕の家に居るより、東さんだって居る律の家に居た方が
断然良かった
「嗚呼、また来ていたんですか、美槻くん。」
玄関に脚を踏み入れると、真っ黒なエプロンをつけた東さんが居た
「お邪魔しまーす。・・・、料理中、デスカ?」
僕は東さんに問い掛ける
すると東さんはにっこり笑って頷いた
「へぇ、料理とかもするんだ。」
僕は正直関心してる
だって律はそういうの、何もしないから
「あ、兄ちゃん、あんま僕の美槻にベタベタしないでよ。」
隣から、律が唇を尖らせて言ってくる
そんな律の様子を見て、東さんは声を小さくして僕に言った
「律は、見たとおり独占欲の強い御馬鹿さんですから。
嫉妬してるんですよ、愛想尽きないで下さいね。」
東さんはそう言ってくすっと笑うと、キッチンの方へ行ってしまった
「ねぇ、兄貴、何て言ってたの?」
律は東さんが行ったのを確認すると、僕に聞いてきた
「べーつに、特に何も言ってなかったよ。
勉強頑張って下さいね、だって。」
律はあからさまに不機嫌な顔を見せた後、ふぅんと頷いた
あれから何ヶ月か経って
僕らは今だ仲が良い
だって恋人だから
あのときは、ちょっぴしふざけも入ってた
だって同姓だったから
けどね、今は本気
本当に律が好き
だから、このまま続くと思ってた、
なんて展開、ベタでしょう?
『思ってた』、なんて過去形に書くと、
これから二人の間に、なにか悲劇が起こるみたい
だったら、
『二人は、いつまでも幸せでした』、でいいのに・・・
けど、やっぱそうともいかないよね
本当、馬鹿みたいな展開
ベタな展開
ありきたりな展開
分かりきった展開
でも、それでもちょっと違う展開
ただの携帯小説みたいに、薄っぺらくないの、
貴方は、何か、分かりますか?
僕たちの間で起こった、悲惨な結果




