麻酔が切れるまで1時間ほど待機し、会計をするよう言われた。12時に来院して今が15時過ぎ。準備と手術で3時間位かかった訳だ。
着替えて会計を待つ。
あれ、しんどい。
何がとも形容し難いが、全身がしんどい。
いつもなら待てる会計の時間も早く来ないかとソワソワする。
麻酔でふらつくかもと言われていたが、しっかり歩ける。それより全身気持ち悪さがある。
駅に向かい電車に乗る。一刻も早く家に帰りたい。
私は迷走神経反射になりやすい質なのだが、電車に乗った瞬間、これは不味いな、来るぞと感じた。意識は飛びそうだし、吐き気もある。降りようと思ったが扉が閉まる。麻酔後なので瞬発力が無いようだ。
次の駅で降り、風にあたる。後数駅乗れば帰れるのに、今日はその数駅さえ余りにも遠い。無事に帰れるか不安になる。
少し落ち着きが出てきたので電車に再び乗る。今回は大丈夫そうだ。頑張れ頑張れ。
大量の薬が処方されたのと、痛み止めもその中に含まれているのとで、本当は帰りすがら薬局に寄りたかったが、あまりにもしんどいし、吐き気がするので断念する。
とりあえず家を目指す。
きっとこの気分の悪さは絶食しているせいもあるだろうと見立てるが、この吐き気で何が食べられるだろうか。
家に着くと、母が置いていってくれた沢山の食品の中に冷やすか温めるだけで簡単に食べられるコーンスープのレトルトパウチがあることに気がつく。
こ、これだあああああ、、、、、。
冷やすとか温めるとか、お皿に出すとか、そんな丁寧なことはできない。行儀が悪いのは承知で、そのまま開けて急いで食べる。
天からの恵みとは正にこのこと。体に一気に染み渡る。優しい味でいくらでも食べられる。コーンスープは正義。
食べたあと横になっていると、程なくして回復してきた。やはりエネルギーが切れていたのだ。
今回の手術、いちばん辛かったのはこの帰り道だった。麻酔を気軽に考えてたけど、そういうものではないとよく分かった。
とにかく、手術完了だ。