個人出版(自費出版)の幻冬舎ルネッサンス新社です。
こんにちは
幻冬舎ルネッサンス新社の2月の新刊のご紹介です
幻冬舎ルネッサンス新社 2月の新刊~18冊目~
ブラックリーマンの新築RC一棟不動産投資法(加藤貴行・著)1200円+税
<帯文>
総資産4億円を築いた兼業サラリーマン著者が明かす不動産経営の秘訣とは?
<はじめにためし読み>
はじめに
この本のタイトルにある「ブラックリーマン(ブラックサラリーマン)」は私の造語です。
一般的に、自社の社員に残業代を意図的に支払わない会社等をブラック企業と言うように、私が会社にとってブラックな(不要な)存在であることを自虐的に表現してみました。
私は2008年のリーマンショックの時に、ゼネラルマネージャーから平社員に降格し、給料はゼネラルマネージャー時の約半分に下がりました。あまり会社のことをお話はできませんが、東証一部上場リクルートの子会社、人材ビジネス会社の法務関係の部署で平社員として働いています。
一般社員と比べてパソコンを使う機会が少なかったので、エクセルの表計算などの知識やスキルはほとんどなく、仕事も上司から指示がないと何もできないため、将来の出世の見込みははっきり言ってありません。
降格して職責の重みが減少したため、本来の自分の能力(リーガルリテラシー)をフルに使う仕事がなく、朝が来たら出社し時間が来たら帰る、ただ決められた拘束時間、給料に見合っただけの仕事をするブラックリーマンというところでしょうか。
マルクスの資本論によると、労働者(サラリーマン)は自分の労働力や時間を売ることで対価として収入を得るため、資本家(会社)の時間奴隷だと表現されています。労働者は朝早くから夜遅くまで時間に拘束され、いくら労働力を提供しても、その成果や儲けは資本家のものになります。つまり、企業の儲けが多くても少なくても労働者は同じ金額しかもらうことができないことを意味するので、人生(時間)そのものを決められた定額で、資本家に売ったのと同じだということです。
まさしく、私はマルクスの資本論で言うところの会社の時間奴隷の典型でしょう。
では、経済的な環境として、会社の給料が半減し降格もしながら、時間奴隷のサラリーマンとして、私はなぜこの会社で働き続けるのでしょうか?
他の会社に転職できないからでしょうか?
いえ、それは会社以外の収入を持つこと(自分のビジネスを持つこと)で、会社の給与に頼ることなく、ある程度の経済的自由を持ち、会社を好きなタイミングでリタイアするアドバンテージを自分サイドで握っているからです。会社以外のビジネスを持つことによって、私は程なくブラックカードホルダー(ブラックカードとは、いわゆるクレジットカードの最上級グレードのカード。年間に一定金額を使い、一般的にはインビテーションがないと入会できないカードのことです)になりました。そのきっかけが不動産投資(投資リテラシー)だったのです。