幻冬舎ルネッサンス1月の新刊のご紹介~6冊目~ | 【公式】幻冬舎ルネッサンス 編集部 ブログ

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今日はバレンタインですねラブラブ
なにか特別なことをされましたか?


私は昨日ガトーショコラをつくりました!
1日おくと、しっとりおいしくなるのですが……
いつも「味見」が進み、つくったそばから食べてしまいますあせる




今日は幻冬舎ルネッサンスの1月の新刊のうち、6冊目をご紹介します!




幻冬舎ルネッサンス 1月の新刊~6冊目~







手堅く・長期的に利益を得る コインランドリービジネス新常識

(鈴木 國夫
・著)1200円+税









<帯文>

10年続けて1億円の儲け。
年間1000万円の利益を毎年取得し続けるためのコインランドリー経営術

「新たな価値が生まれ、地域のライフスタイルが変わる」そんな予感がする一冊





<はじめに ためし読み>

今コインランドリー業界は4度目のブームに沸いています。 
20年前に約1万店だったコインランドリーは2016年現在、私がつかんでいる最新の数字では約1万8800店まで増えてきました。とくにここ10年間では、統計に表れた数だけでも年間500店を上回る勢いで増えています。しかしここには、廃業した店舗の数は含まれていません。本文で詳しく述べるように採算割れした古い店舗の廃業分を差し引くと、最近では実に年間1000店をこえる数のコインランドリーが新規出店しているのです。日本の人口は約1億2698万人ですから、6754人当たり1軒のコインランドリーが存在する計算になります。これは多いのか、少ないのか。因みにアメリカでは全土に3万5000店のコインランドリーがあるといわれています。アメリカの人口は日本の2・5倍の約3億1890万人ですから、9111人に1軒のコインランドリーがある計算です。この先もコインランドリーの出店ラッシュは続き、最大2万4000軒程度までは増えるというのが私の予想です。人口約5000人に1軒の割合になります。


こうしたブームの中、コインランドリーも様変わりしています。コインランドリーというと、学生時代に風呂屋の脇にあったものしかイメージできないあなたは、その変わりように驚くはずです。ためしにクルマに洗濯ものをいっぱい積んでコインランドリーへ行ってみませんか。広々とした駐車スペース、明るく広く清潔な店舗。店内には、一度にたっぷり15㎏は洗える大型の洗濯乾燥機や20㎏の大型乾燥機がずらりとならんでいます。家庭では洗うのが難しい布団も洗って乾かせるサイズです。また汚れたスニーカーを洗濯乾燥できる、靴専用の洗濯乾燥機もあります。コインランドリーとはいうものの、今はプリペイドカードを購入するシステムに進化しているものも少なくなく、いずれの機器もプリペイドカード1枚で精算ができます。昔は家からもってきたりそなえつけの自動販売機で購入するのがあたり前だった洗剤も、それぞれの洗濯乾燥機にマッチしたものが自動で投入されますから、わざわざ用意する必要はありません。そして極めつけは各機器に取りつけられた電卓のようなキーボードです。ここに自分の携帯番号を入力しておけば、家に戻っていても洗濯・乾燥の終了を教えてくれるのです。またインターネットで会員になれば、店舗機械の空き状態を教えてくれたり、出来上がりをメールで教えてくれたりするのです。


本文で触れるように沖縄や鹿児島など、人口比で見ると驚くほど普及の進んでいる地域では、こうしたコインランドリーは、もはやあたり前になっており、生活になくてはならない存在です。それにくらべて東京の都心部などでは、コインランドリーといえば、お風呂屋さんに併設された狭苦しいものというイメージがそのまま残ってしまっているのも否定できません。
ビジネスとしてみた場合も、利益率が高く人件費が低いコインランドリー事業は「不況に強い」という特長を活かして過去に3度のブームを巻き起こしてきました。ほかの産業がデフレからなかなか抜け出せず、低成長に喘いでいる中、コインランドリー業界は、今4度目のブームを迎え、活況を呈しています。その背景には高齢化や日本人の生活習慣の変化、とくに単身者の増加や女性の社会進出などがあるといえるでしょう。また、これだけブームといわれながら日本のコインランドリーの利用率は世帯比で6%程度です。これはコインランドリー先進国アメリカの20%にくらべると3分の1にも及びません。まだま
だ伸び代の大きい業界なのです。こうした最近のコインランドリーブームを追い風に、コインランドリーを手軽でしかも
手堅いローリスク・ハイリターンな投資の対象と見る人は、ますます増えてきたように思
います。書店に行くとコインランドリー投資を扱った書籍も多く見かけるようになりました。コインランドリー機器のレンタルとリースを生業として、この業界に約40
年携わってきた私にとって、コインランドリー業界に世間の注目が集まるのは嬉しいことです。しかし、コインランドリー業が、個人の手軽な投資対象として、あたかもワンルームマンション投資と同列に扱われる昨今の風潮には、どうしても違和感を覚えてしまいます。なぜなら4度目のコインランドリーブームのキーワードは、本文で詳しく述べるように有人化、大型化、多機能化であり、従来のような「店舗は無人でOK。機器の管理と清掃だけ行っていればよい」というコインランドリー経営の常識は通用しなくなりつつあるからです。


また、先にも触れたようにコインランドリー業界は全国の店舗数2万4000軒がピークと私は考えています。その先は昨今のコンビニエンスストア業界同様に、競合する店舗が淘汰され、場合によっては、2つから3つの店舗がひとつの新店舗に統合されるといったような、ドラスティックな再編の時代を迎えるかもしれません。そんな時代を生き抜いていけるのは、副業として片手間にコインランドリーを手がける個人ではなく、なんといっても事業として正面からコインランドリーに取り組む企業であろうと思います。事業である以上、そこには社会的な意義と目標が必要です。弊社が三洋電機と合弁会社をつくり1000店舗を目標に一大コインランドリー・チェーン「洗い屋本舗」の展開を試みた際には「コインランドリーで地域のライフスタイルを変える」を合い言葉として掲げました。本文で詳しく述べるように、コインランドリーに設置された大型の洗濯機や乾燥機を使えば、80℃の高温で乾燥するため衛生的です。布団や毛布など、家庭用の洗濯機では持て余すようなものも、手軽に洗うことができるので、花粉やダニの死骸など、アレルギーの元になるアレルゲンを効率よく除去することもできます。最新の大型機器を揃えたコインランドリーが進出すれば、花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患を抑え、地域の人びとの健康づくりにも貢献できます。また、一度に大量に洗濯が可能なので、洗濯の時間は何分の1にも短縮でき、毎日の洗濯を週に一度にすることも可能です。これによって主婦は日々の洗濯から解放され、その時間を仕事や社会的な活動に使うことができるようになるでしょう。そうなれば、地域のビジネスが女性の進出によって活性化する、あるいは地域でのボランティア活動に参加する女性が増えるなど、少し大げさかもしれませんが、コインランドリーの出店によって地域社会のあり方や人びとのライフスタイルが変わっていくのではないか。いや、われわれの力で変えてみせる。そう決意したのです。


現在のコインランドリーブームの先には、漸く成熟したコインランドリー市場が成立しているはずです。今こそ企業がコインランドリー事業に参入する絶好のチャンスです。新たな事業としてコインランドリーへの参入を考えているみなさんに、私がこれまで養ってきたコインランドリーに関わるさまざまな知識やノウハウがお役にたてば幸です。


平成28年12月 ファミリーレンタリース株式会社代表取締役 鈴木國夫






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