"貼り合わせ!それは格闘競技🤣"

紙芝居の文章とイラスト印刷が出来上がって、いよいよこの2枚を貼り合わせる作業に入りました。
(なぜ、貼り合わせすることになったのかは、 1/2の投稿 制作を振り返る④をご覧ください😁)

今回、紙芝居を印刷できても
紙の厚みが足りない懸念がありました。

そのため、本印刷の前にイラスト、文章それぞれコピーし、厚さが違う厚紙を数種類用意。
厚紙に表はイラスト、裏は文章を貼る試作をしました。
本印刷では、厚紙は使用せずにイラスト、文章の2枚を貼り合わせると決めたので、
肯定がひとつなくなり、ちょっと気が楽になりました😄

試作では、貼り合わせる糊に何を使うかも課題で、両面テープ、液体糊、スティック糊、シワになりにくい糊、色がついてる糊などいろいろ試しました。
汚れにくい点でも期待していた両面テープは、段差が明確に浮き出て即効没❗️😂

スティック糊は、使いやすく良かったのですが、とにかく消費が早く、時間も経費もかかる。制作メンバーに、状況を話すと、スプレー糊はどうかな?との提案が💡


すぐに購入して試しました。
スプレーの仕方に工夫が必要でしたが、
時間短縮に大きく貢献してくれ、採用決定です👏

また、試作で失敗した経験から
①イラストに対して文章はひとつずらして貼り合わせること。
②イラスト、文章の向きを合わせること。
③四隅を合わせること。
④糊が不十分だと後に剥がれるので
できるだけ均等に糊付けすること。
この4つは、本番の作業前に必ず呪文のように唱えながら毎回確認しました。

スプレー糊はすぐに糊付けできる分、貼り合わせは時間との戦いでした。
注意事項の①と②は、毎回唱えたおかげで間違えずにできましたが、
③と④は、難しく、毎回やり方を考えて工夫しました。
貼り合わせの経験も重ねていくと、少しずつコツも掴んできて、集中力だけでなく、リズムみたいなのもあって。


うまくできた時のリズムをできるだけ忘れないように。貼り合わせの後半は、そのリズムに乗るように集中していました。


また、③④を遂行するため、糊の選択は、本番作業でも続いていて、行き着いたのは、全体は、スプレー糊。四隅を色付きのスティック糊で重ね塗りすることでした。(歳と共にくる目の衰えには勝てません😭)

実はもうひとつ。予想してなかった事態がありました。
貼り合わせの時期は、春から夏に向かっていました。
私は超暑がり! 予想しなかったのは、汗との戦いでした。


作業部屋をクーラーのついてる部屋へと移動し、扇風機も用意。スプレー糊対策に
ピクニックシートと濡れたタオルを常備しました。

通常は、クーラーだけで十分ですが
集中して作業を始めるとどうしても汗が💦😢
やり始めると少しでも多く貼り合わせようと頑張るのですが、暑くなってからは、
汗が出る前に休憩をいれて、扇風機とアイスコーヒータイムを多くしてました😊

本印刷は、応援いただいた方へ送る紙芝居と予備も含め30冊。
後に一般発売用に20冊作りました。
貼り合わせた枚数は、550枚。
その中で糊汚れや貼り合わせのズレやキズができてしまったものもあり、それらは、
今私の手元にあります。
頑張った証だなと愛おしいです😊

まだまだ語るには足りない経験数ですが、
繰り返しの作業経験は次にやりたい手作り作業にも繋がっているなと感じています。



紙芝居「あらちゃんの勇気」
現在、販売用のサイトを準備中です。
準備できましたらお知らせいたします。
お問合せ等ありましたら、インスタDMでご連絡ください。




紙芝居「あらちゃんの勇気」

文 荒木陽子
絵 鬼嶋幸治(kogumawarks)
制作 魔法の国プロジェクト
(吉武公美 増子佳美)
原案・監修 Mother Tree白石美和(びわっち)