先月、3月26日土曜日。
お邪魔したのは
上野寛治家。
100年は経っている古民家のお宅で見せていただいたおきあげ雛。歴史あるお雛様でした。
歌舞伎や浮世絵を題材にしたものが主で
型紙に布を貼って、綿の量の加減で立体感を出した、正面から見たら木目込み人形を思い出すような本当に珍しいお雛様。
明治、大正、昭和と代々続く由緒あるお家には、嫁入り提灯や家紋が入った長持、屏風に火鉢、弓矢なども飾ってあり、大事に手入れもされてるんだと感慨深く拝見。
私の母も幼少期、お家にこのおきあげ雛が飾ってあったらしく、懐かしい当時を思い出し喜んでました(*^^*)
母が生まれ育ったのは長崎五島。
筑後、日田が有名なおきあげ雛が、なぜ五島に。
船乗りだった祖父が福岡で手に入れたのかなぁ。
と思いを馳せながら、お茶と金平糖をいただき、大切に受け継がれたおきあげ雛をゆっくり堪能させていただきました。
須佐能袁神社
草野歴史資料館
つくられた方が違うと人形の表情や醸し出す雰囲気も違いますよ。
金平糖の隣にそっと持ち帰り用の小袋が添えてある。そんな心遣いが本当に嬉しい。
優しいおもてなしをありがとうございました。