たまにはCDのジャケ買いをしようとタワーレコードに行ったんだよ。
あそこ DVDやBRも置いてあるよね?
そこで思ったんだ。
どうせクリスマスは〆に飲む。
一人で達成感と共に バーに入ってウイスキーなんかをグイっとやるに決まっている。
私さ、飲んだら帰宅しない癖があるのだ。
そこらへんのビジネスホテルに素泊まりだ。
だって、酔っ払って気持ち良いのに、満員電車になんて乗りたくないんだよ。
興醒めするし酔いも覚める。
一人身だからこそ出来る贅沢だ。
変わりに孤独が親友としてついてまわる。
だから羨ましいとは思わないでくれたまえ。
それでだね。
どうせ泊まるならさ、ホテルで観る映画を先に買っておこうと思い立ったんだ。
クリスマスクリスマスしていない、クリスマスの夜に合う映画。
一つしか選択肢が浮かばなかった。
アメリ。
アメリを観る事にした。
しかし無い。
まぁ驚いた。
5~6店舗を回った。
どこも品切れなのだ。
どうもさ。
クリスマスにアメリという選択、スタンダードみたいなのだ。
店員さんが言っていた。
この時期は飛ぶように売れると。
試しにレンタルショップも回ってみた。
貸し出し中で置かれていない。
そうなると意地でもクリスマスに観る映画をアメリにしたくなるじゃないかね。
切羽詰って、初めてアマゾンでDVDを注文してしまった。
これがさ。
アマゾンも売れ切れ寸前だったんだよ。
名画と呼ばれる作品。
誰もが同じ空気や雰囲気を感じているのだと、とても面白い気分になった。
ちなみにタイタニックも同じ理由で在庫切れになっている。
諸君、クリスマスに恋人や家族と映画など観て過ごそうと思うのならば、今から準備をしておきたまえ。
急がないと予定が狂ってしまうはずだ。
【べしゃり暮らし】より遡ること十数年前。
漫才師をテーマにした漫画があったんだよ。
キャンパスクロッキーなど描いている漫画家さんの作品だったと記憶している。
私、とても好きで完結しても単行本を読み返していたくらいだ。
それが【二丁目のドンキホーテ】というタイトルだったはずなのだが、もしかすると三丁目かも知れない。
漫才師を漫画にした初の長期連載だったように思う。
そんな【二丁目のドンキホーテ】の話しは広げない。
ぜんぜん違う話だよ、いつものように。
今年もクリスマスがやってくる。
昨年から若者に任せて、私は進行表と寸劇の台本だけ書く事にした。
ここで食事して、このタイミングで総統様がサンタの格好して現れて、みたいな物だ。
もちろん入院している子供の人数分、ビッグバシカメラに玩具の注文も済ませて、不良品が無いかの検品もしてある。
その準備が完了したのだ。
こうなると年末なんて暇なだけの月末だ。
一人身が辛いなんて事は無く、どんな事をして暇潰しをするか?
その一点に集中してニコニコしている。
今年はだね。
道端でラブソングなど奏でる、BGMマシーンになろうかと思っているんだよ。
なるべく派手じゃない街で、だ。
あまりお金のない恋人達に、ちょっとした音楽でも贈ろうと思うのだ。
今から選曲して練習せねばなので、簡単でベタな物をセレクトするつもりでいる。
クリスマスの夜にさ。
【冬がはじまるよ】など弾き語っている初老がいたら声をかけたまえ。
アイリッシュウイスキーをホットで御馳走するくらいの器は見せるよ。
ハードボイルドは時代にそぐわない。
全然OKだし、そうしている貴兄にはエールを贈る。
しかし、この御時勢だよ諸君。
途端に暴力を生業にしている人間に見られてしまうのだ。
それは困る。
顔が犯罪者顔だからこそ、そこは注意しているのだ。
そこで、【ハーフマイルド】という形を開発してみた。
固ゆで→半熟。
そう、まさに一段柔らかくしてみたんだよ。
具体的にはトレンチコートの下は同じだ。
トレンチコートを着ないのだ。
もちろんホルサリーノはかぶらない。
かぶりたい衝動を抑えて、薄い頭を外気にさらすのだ。
どうなるか?
立派な普通のサラリーマンスタイルになるのだ。
じゃあサラリーマンじゃん!!
ごきげんよう諸君。
また一ヶ月過ぎてしまった。
一つ趣味を増やすとダメだ。
そちらばかりに集中してしまう。
そう言えばさ。
サラリーマンが蔑称のようになっているじゃないか。
決められた枠の中で仕事だけをしている、みたいな感じで。
サラリー貰ってたら誰もがサラリーマンだよ?
サラリーの意味を知らない輩が多くなっているのだろうか。
例えば有名なタレントがいるとしようじゃないかね。
所属事務所から給金を貰っている。
著名なアーティストがいたとする。
所属事務所から給金を貰っている。
この労働の対価として貰うお金。
全部サラリーなんだよ。
若者の憧れる破天荒なロックシンガーもサラリーマンだからね?
我々の世代であれば「サラリーマンになんかなりたくねぇよ!」と言い出す若者も多かった。
今は少し陰険になっている。
こっそりサラリーマンを馬鹿にして笑う感じだ。
だがね。
そんな若者がサラリーの意味を知らないんだよ。
とても滑稽だ。
わりと日本でサラリーを貰わないで食べるのは難しいよ?
運良く読んだ若者がいたとしたら。
これを覚えて持ち帰るといい。
君は明日から少しだけ【頭の良い若者】になれる。
お金取るライブハウスに出ちゃったよ。

いや、ちゃんとマスターの前で一曲やって、それなら出してやろうって、修行中のミュージシャンみたいな流れでだ。

知り合いの箱やら知人の伴奏ではないのだ。

ドリンク保障アリ、バックマージン50%。

座席数20の所に、一から頭下げて出たのだ(笑。

なんでかって?

とても知り合いには聴かせられない曲を作ってしまったのだ。

私にだってイメージがあるのだ。

なんだかんだ言って、ちょっと素敵な初老なんだよ。

そのイメージを守りたかったのだ。

【ロングスカートで首を絞められて終わりたい】

そんなタイトルの曲は、決して顔見知りに聴かせられない。

私のかわいこぶりっ子いい子ちゃんイメージが崩れてしまうじゃないか。

だから、わざわざ神奈川県のライブハウスを選んで、そこで演奏してきたのだ。

もちろん、腕前を見せてくれの段階では、普通の曲をやった。

ジョージマイケルのフェイスとかだよ。

あと当日までにオリジナル作ってきますね^^と言って、無事に演者の欄に名前も掲載された。

【まんぼう】と言う、取って付けたような名前で。

いや、鞄に入っていた北先生の本から取って付けたのだが。

古き友であるアキラ氏に感謝だ。

ミュージックテロリストまんぼうさんの生みの親、と言っても過言ではない(笑。

んで当日。

フェイスやって、スリラーやって。

そこまでだよ、義理は。

だってさ。

小さいライブハウスなんて、あんなの友人知人でノルマ達成する演者ばかりさね。

私は誰にも言ってないから、ノルマx5自腹だ。

とりあえず観客を楽しませる役目は、二曲やった所でOKじゃないか。

ぜんぜんOKじゃないんだけど、誰にも首肯されないのだろうが、OKだと信じて取り出したよ。

【鼻メガネ】を。

だって曲のタイトル【ロングスカートで首を絞められて終わりたい】だよ?

歌詞なんてさ。


C G Am
ロングスカートは花束
F G FM7
逆さ吊りにして二本の白百合を眺めた い


とかなのだ。

とても素顔じゃ歌えない。

面白くしなくちゃ解って貰えないじゃないかね。

私が面白半分で舞台に立ってるのを(笑。

もちろん、初出演だから前座の位置。

後に若者が3組とか控えているんだ。

だから安心してやりきった(笑。

いやー、あんなに人を怒らせたの初めてだよ。

マスターがカンカンだった(笑。

それなりに身なりの良い初老が、ちょっと古い洋楽をやったら、そういう人だと思うじゃないかね。

わりと少ないから、どこも欲しい駒なのかもしれない。

そういう期待。

されてるの解っていたのに、最高のカタルシスを味わってしまった(笑。

ライブの流れもあるから、私を怒ってばかりいられないマスターを尻目に、マナーも悪く帰ってきてしまった。

控えていた若者達に「音楽なんてこんなんで良いんだぜ(サムズアップ)」と言い残して。

マスター、追いかけてきかねない鬼の形相になっていたよ(笑。

万が一、どこかで再会しても誤魔化せるように、ヒゲも剃って髪もストレートにして変装して行った。

いざとなれば【何十年も前にミュージシャンになると言い残して家を出た双子の弟】と言い張る。

なんというか、すっっごく楽しかった。

また2~3年したら生き別れの弟【まんぼう】になりたい気分だよ(笑。