毎年、クリスマスに入院している子供達にサバト体験させているんだがね。

今年から私は演者から退いたのだ。

サンタの格好をした総統様を、サタンをコンセプトにした衣装の私が誘拐する所から始まる寸劇。

この部分が私の膝と腰の問題で出来なくなってしまったのだよ。

もう老人一人、肩に担げない。

例年通り、ビッグバシ電気っぽい所で人数分のプレゼントを購入。

溜まったポイントで欲しくもないガジェットやら買って今年のクリスマスは終わりだ。

当日、私が行く必要もなさそうなので、いつだったか書いたクリスマスの夜にだけ現れるヴァイオリン弾きさんの所へ行ってみようと思っている。

我ながら格好良すぎるクリスマスの過ごし方だと思うのだが、これが10年前だったら地獄のように苦しんだのだろう。
松田優作さんがさ。

タバコの【わかば】を吸っていたらしいと聞いたのだ。

マルボロとか吸ってそうじゃないかね。

映像の中では洋モク吸っているイメージだ。

しかし、プライベートでは【わかば】だったと。

そもそも、タバコなんて格好つけるために吸うのが八割。

残りの二割は惰性と中毒。

だったら、真似しようと思ってだね。

タバコ屋で久しぶりにタバコを一個買ってみた。

おいおい、わかばって260円じゃないかね。

安いんだよ。

マルボロを吸っている私だがね。

タバコに使う月額3万ちょい。

これ、わかばに乗り換えたら半額以下になるわけだよ。

試しに吸ってみた。

もうね。

これだけ長く喫煙してると、煙さえ吸っとけば満足な体になっていた(笑。

それでさ。

我々のようなアウトローのシンボルが選んだ銘柄なのだ。

速攻で乗り換えたよ。

正直な感想を言ってしまうと、あまり質が良くないそうなのだが、まったく分からないのだ。

舌に刺激があるから、いつもより吸った気分になるくらいなのだ。

セーラムのメンソールから始まり、マルボロと共に歩んできたタバコライフ。

どうやら【わかば】で落ち着きそうだ。

私が荼毘にふされる時、煙突から立ち昇るのは【わかば】の煙だ。
レジンを触ってみた。

もちろん大人パワーでUVレジンだ。

首飾りやら銀細工と違って、既存のイラストをそのまま持ってこれるのが手軽で良い。

羽海野センセーのブックマーカーが大量にあるので、もったいないけど切り貼りしてみた。




これが販売されていたら、私なら買ってしまう。

諸君も試してみると楽しいはずだ。

ちょっとした知り合いの誕生日などに贈れば、気の利いた物認定もされる感じだよ。
若者にチヤホヤされるとする。

そこで勘違いしないようにしている。

完璧なまでの壁を作っている。

大人として当たり前の行動なのだが、どうしてそんな行動をとるのかは分かっていなかったのだ。

電子書籍で一巻無料ってあるじゃないかね。

これまで触れてこなかった、島耕作シリーズの人が描いた黄昏流星群。

売れてるんだから、どこか面白いのだろうと読んでみた。

それで思い出した!!!!!

作中で『四十八歳の抵抗』が引用されていたんだよ。

私、この『四十八歳の抵抗』を中学生の辺りで読んで、軽くトラウマになっていたのだ。

老人が若い娘に恋して「キモーイwおっさんキモスギwww」って言われる内容だ。

いや、一行でまとめるとこうなるから間違ってないよ(笑。

これ読んでいたから、自分が同じ思考を持たないように注意していたのだ。

ひっくり返して考えれば簡単なのだ。

70歳の老婆から真剣に恋心を打ち明けられたら。

何を考えていらっしゃるのですか?と、今だって驚くはずだ。

書物ごときに作られた主義なんて、風で吹き飛ぶ程度の物だと常々考えていたのだが、意外と血肉になっているものだねぇ。
また一人、青春の象徴が世界から消えてしまった。

クッソ田舎の小さな会場で、まだ何者にもなれていなかった私に、当たり前に挨拶を返してくれた礼儀正しい方だった。

世界に通用するビッグネームだったのに、気取った所もなく、業界には貴重である社会性を持った人でもあった。

まだ鮮明に覚えているくらい、そんな人がいない業界だったので、引退した後も活躍を聞けば嬉しかった。

強さで立身しようという勘違いを、懇切丁寧に間違っていると教えてくれた恩人でもあるのだ。

自分の体を使って判らせてくれ、納得できるまで言葉で説明もしてくれた。

その体験があったからこそ、早々に身を引いて長生きしている私がいる。

最後にお会いしたのが、はしくれでも何者かになり得た頃だった。

客席で大きな体を窮屈そうにして座っていらしたのを見つけ、出会った頃と同じように駆け足で挨拶に向かった。

何も変わることなく、やはり丁寧な挨拶を返してくださったのがとても嬉しかった。

教えていただいた事は、そのままの言葉で後輩に教えるようにしています。

そう伝えると、それじゃ今日は楽しみにしていいね、と笑ってくださった。

訃報を聞いたのが、体力の低下に落ち込んでいたタイミングだったので、色々と考えさせられてしまう。

二つ年上の素晴らしい先輩だった。

同世代を見送る事が増えてきた。