3歳児クラスで椅子取りゲームをした時の話です
どの子も勝ちたくて椅子の数に合わせてどんどん円も小さくなってきます。椅子を触りながら回る子もいるんです
椅子が一つになった時、椅子に触ってると曲が止まった瞬間に自分の方に椅子を動かして怪我に繋がることもある為、対処法として床にブロックを何個か置いて、ブロックより外側を歩くルールを作って遊んでました勝ちたい気持ちが勝って椅子に近付く子もいるけど、声を掛けると『そうだった』と慌ててブロックの外側に移動してました。
ルールを決めて始まった椅子取りゲームは皆楽しんでました。椅子に座れなかった子たちも楽しめる曲にして、曲が掛かっている時は皆でリズム体操しながら応援していたので大盛り上がりだったのですが…
負けず嫌いの子って、苛立ちや悔しさを全面に出してきますよね
気持ちはわかります。でも、『ゲームは負けたり勝ったりがあるから楽しいんだよ』と言うふうに全体に声を掛けていましたそうしないと、負けず嫌いの子ほど立ち直れないんです…成功した経験の方が多いから思った通りに出来なかった時の落ち込みようが凄い
逆に成功することもあればそうじゃないこともある体験を常にしている子は気持ちの切り替えが早いような気がします
この椅子取りゲームをしていた時、何回戦か行ったのですが、もう少しで優勝できるのに上手くいかず、何度も悔しい思いをしていた子がいて、保育園で気持ちを落ち着かせて帰っていったんです。ゲームは勝ち負けより皆で楽しむことを教えたいな…と思っていたので、親御さんの迎えが来るまでに気持ちが落ち着いてよかった
と思っていたのに!
まさか、次の日にお母さんから『椅子取りゲーム負けて悔しかったって言ってたので、勝ち方教えちゃいました』って聞いてびっくりやっぱり悔しい気持ち引きずっていたのねそしてお母さん…そ…そうだよね…いろんな考え方があるし、間違いじゃないけど…ガチじゃないか勝負事って小学校や中学校に行ってから本気でやればいいんじゃないか⁉︎という思いが過ぎってしまいました
結局、お母さんのアドバイス後は、椅子取りゲームの優勝者はその子のみという状況になったんです
その子は大満足だけど、他の子は…出来ることなら、それぞれの子に勝った時の嬉しさ知ってもらいたいな…まだ3歳児クラスだし…
と思った出来事でした