4歳児クラスは子ども同士の関わりが主になります。先生遊ぼう!これどうやって作るの?って声を掛けてくれるし甘える時は甘えてくれるけど、1歳児より、2歳児より、3歳児よりも、どんどん甘えてくる頻度が減り、成長している証とはいえちょっと寂しい
言葉が達者になり、トラブルがあった際、何があったのか聞くと答える事が出来ます。ですが…子どもは1番印象に残ってる一場面を伝えているんです。間違ってはいない!合ってる!だけど…言葉足らずでよく聞かないと、聞いた内容とズレてる事があります。
トラブルが起きた際はお互いの言い分を聞く👂そうしないと主張の強い子、先に声を上げた子の言い分だけ聞くことになり、事実は違うのに…ということになってしまいます
例えば子どもAとの会話
『何があったの?』『えっとね、この子が叩いたんだよ』
『何もしてないのに叩かれたの?』『そうだよ』
『えっ違うよ。最初にこの子が使ってたおもちゃを取って、それで叩いたんだよ』ギャラリー参加
『あれ?何もしてないのに叩かれたんだよね?』『う…ん…でもさ、この子がさ、いやなことしたからさ』だんだんあやふやな発言に…
『嫌なことって何?』『おもちゃ貸してって言ったのに貸してくれなかった』なーるほど!
『貸してくれなかったから取っちゃったの?』『そう』
『このおもちゃが使いたかったんだね!そっか…もしも子どもAが使ってたおもちゃを友だちに取られたらどんな気持ち?』『嫌な気持ち』
『そうだよね。子どもBはおもちゃを取られて嫌な気持ちだったんじゃないかな』『うん』
子どもBとの会話
『子どもAのこと叩いちゃったの?』『だってさ、おもちゃ取ったから』
『そっか…使ってたおもちゃ取られて悲しかったよね。子どもAは貸してって言わなかったの?』『言われた』
『まだ遊んでたから貸したくなかったんだ。後でねとか今使ってるからダメだよとか何か子どもAに言った?』
『言ってない』
『そうなんだね。子どもBは友だちに話しかけて無視されたらどんな気持ち?』
『嫌な気持ち』
『叩かれたらどんな気持ち』
『痛いし嫌だ』
『そうだよね。子どもAも同じ気持ちだったと思うよ』『うん』
子どもA、Bとの会話
『子どもAは子どもBのおもちゃが使いたくて取っちゃたよね。子どもBは子どもAの言葉を無視しちゃったし、叩いてしまった。お互いに相手が嫌だなと思うことしちゃったから謝ろうね』『ごめんね』『ごめんね』無事解決!
口が達者になったとはいえ、まだ4歳児。自己主張はできるけど、相手の気持ちまで考えるのは難しいのです本人の主張を聞き、気持ちを受け止めることと、相手はもしかしたら、こう思ってたんじゃないかな…という事をその都度知らせる事が大切です。
子どものトラブルは一方的なものと言うより、お互いに不快に思う事があって起こることが多いので。
受け止め方の違いでトラブルになる事もあります。本人は嫌なこと言われた!と思う事が、よーく聞いてみると友だちが褒めている言葉だったと言う事もこう言う時は、褒めてる事が伝わる言い方を知らせるのと、この言葉は意地悪で言ったことではないことを伝えていきます。
何事も双方の気持ちを受け止めて、双方の気持ちを代弁して行く事が大切だと思います。繰り返していく事で、嫌なことされた‼︎‼︎このヤローと、衝動的な行動が減ってきます
家に帰ると自分が嫌だと感じたことを話す事があると思いますが、実は本人も相手に嫌な思いをさせていたと言う事がありますので、子どもを信じる気持ちは50%くらいにしておくと、余計なトラブルを防げると思います100%信じたい!でも押さえておいた方がいいのは…子どもは友だちの名前を言うと思うのです。それを聞くと(あの子ね!あんまり遊んで欲しくないな)とよく知らないのに相手の親子を敵視することに繋がる可能性があるから!大人の行動は子どもの行動に影響しますよ