先日TV放送された映画、そういえば観たことなかったと気づいた。
田中麗奈さんのデビュー作。
223回目は
「がんばっていきまっしょい」
女子高校生が、ボート部で頑張り学生時代を謳歌する話。
「解夏」等の磯村一路監督。脚本も。原作は敷村良子氏。1998年公開。
1976年、松山、高校へ入学した悦子(田中麗奈さん)は、あまり勉強に身が入らない。
ある時見かけたボートの練習に心惹かれる。
しかし学校にボート部はあっても、女子部は無かった。悦子は部を立ち上げ、ぎりぎりの5人を集める。
皆、体育会系ではなく、ボートを持ち上げる力も漕ぐ体力も無い
男子部員に教わり、初めての大会に出るが惨敗。試合までならと言っていたメンバーも悔しく、火がつきやる気を出す
男子部のコーチが、入江(中嶋朋子さん)と言うコーチを連れて来る。なんだかやる気がなさそうだが元日本代表のコックスだったそうだ。
シーズンオフの体力作りのメニューを渡される。きついものだったが、彼女達の体力は徐々に付いてくる。
しかし悦子は、持病の貧血の上、腰を痛めてしまう 練習が出来ない
一時ボートから離れるが、「私にはボートしかない!」と心を決める。
入江に指導してもらい、腰への負担を解消していく。シーズンがやって来て、やる気のなかった入江もメンバー達の熱い思いに答え練習を指導する。
そして再び大会に挑むのだった・・・。
あの清涼飲料水のCMでブレイクした「なっちゃん」の田中麗奈さんが、17、8歳の頃。
当然だがまだ子供で瑞々しい
自分も運動部だったが、あの時なぜあんなに頑張れたんだと思う。
きっと、自分の根底には残っているんだろうなと思う時がある。
女の子達のキャピキャピした合宿風景も可愛い ブルマーが懐かしい。
10年後、20年後、何してるんだろうと彼女達は言う。何十年も経ってしまった自分を重ね合わせる。
そして、頑張る姿に感動させられる。かけがえのない仲間達と、ラストまで水面を走り抜ける。その先にある、涙。まさに青春映画だった。
キラキラ輝く水面やなめらかな湖面が美しく、それが若さと相まって、ノスタルジーでいっぱいになった。音楽も良い。
あの、駆け抜けた二度と戻れない時代を、爽やかに表現してくれた作品だった。
です。
じゃ、また