観光振興の財源として宿泊税の導入を検討している道は13日、宗谷地方の関係者を対象に稚内市で説明会を開きました。説明会は稚内市の宗谷総合振興局で開かれ、宗谷地方の宿泊施設や観光協会から参加した8人を前に道の担当者が導入を検討している宿泊税について説明しました。担当者は宿泊料金が▼2万円未満の場合に100円、▼2万円以上5万円未満で200円、▼5万円以上で500円を課税する方針だと説明しました。これにより年間で見込まれる税収はおよそ45億円で、道は▼観光産業の人材の育成や確保、▼地域の特性にあわせた取り組みを支援する予定だということです。これに対し、参加者からは「公共工事で半年ほど宿泊している人がいるが、1日100円は大きな金額になり事業者には負担感がある」などの意見が出ていました。説明会に参加した礼文島観光協会の川村長事務局長は「料金は上がりますが、サービスなどが充実し宿泊税が良い形で使われることを期待したい」と話していました。北海道観光局の秋元宏文観光事業担当課長は「説明会での皆様の意見を参考にしながら道の考え方をまとめていきたい」と話していました。【NHK】


 ※ 世界中の国で、財政均衡主義を取り入れているのは日本だけです。増税で財政再建を為し得た国は、世界中の何処にもありません。