円相場は29日、34年ぶりとなる1ドル=160円台に急落した後、一時154円台まで急反発した。
 【Bloomberg】

 為替取引の実際の決済は2営業日後に行われるため、介入が行われた場合、結果は1日の日銀当座預金残高の見通しに表れる。それによると、為替介入などが反映される財政等要因はマイナス7兆5600億円。東短リサーチによる先週の予想では、国債発行や税金の国庫納付でマイナス2兆1000億円程度、セントラル短資ではマイナス2兆500億円だった。差額の約5.5兆円が円買い介入の規模と推定される。【Bloomberg】
 
 29日に円買い介入が行われていた可能性が高い。金額的にも5兆円程度というのはおおむね予想通りで、過度に介入余力の低下が懸念されるものではないため、円売り材料にもなりづらいだろう。
 【三菱UFJ銀行 グローバルマーケットリサーチ・
 井野鉄兵 チーフアナリスト】

 ※ いきなり4円も円高になった理由を知りたかったので、覆面介入をしていたんだね。