前回、戒名をつけて頂いたので位牌を作らなければなりません。東京にいた頃は懇意にしていた仏具店があったのですが、こっちは全然分かりません。しかも、町内の仏具店はみんな廃業してしまったので隣の市にある昔からある仏具店に行ってみると、そこもまた閉店してました。


やっぱり仏壇を置かない家も増えてるから厳しいですね。仕方なく、ネットで見つけた新しそうな仏具店へ。


我が家の位牌は繰り出し位牌といって、屋根と扉がついた木製の木製の箱の中に漆塗りの木札が何枚も入っていて、それぞれが位牌というもの。つまり6~7人分の位牌が一つにまとめられるのです。その繰り出し位牌が2個あり、何も書いていない木札に父の戒名を記して位牌となるわけです。


これ、鶏頭が生まれる前に仕立てたものだから五十年以上も経っているし、関東と関西で形式が異なるから、念のため曾祖父の位牌(単に一番前にあった)を参考に訪れました。


案の定の飛び込み&持ち込みに渋い顔をされました。しかも、「手書きですか!」と。え、手書き以外になにがあるん?まさか、プリンターが主流なん?驚きダッシュ


結局、本社に送って手書きしてくれる人を探すそうです。そんな大事になるとは…スマソ真顔もやもや


後々、地元のおばちゃんにこの話をしたら、「ゆーてくれたら字の上手い人を紹介したるのに!」と言われました。なるほど~字の上手い人…確かに字の上手い人で事足りますね~ニコニコ飛び出すハート


所で、位牌の裏面には俗名を書くんですが、家の位牌は全部朱色で書かれてます。宗派的な理由か地域的な理由か分かりませんが、それを見た仏具店の方は、「この辺りでは生前に戒名を得た人だけが朱色で、亡くなった後で戒名をつけられた人は表と同じ金色なんです!だから、朱色を使うことは出来ません!」ですと。


いや、ただの位牌やん。色んな宗派を扱ってるんちゃうの?いちいち主張しとるんかいな!と思ったものの、面倒になったので、何でも良いですと答えておきました。


こちらが注文をつけないと分かったら、コロッと笑顔になりました。地元のおばちゃんに頼めば良かったわ~凝視もやもや