先週の土曜日に火災保険および地震保険に関する、セミナーに参加してきました。
主催はクラブリッチさんです。
既にサラリーマン大家さんとして実績をあげていて、かつ現役の保険の営業マンという方が講師でした。
まずは、大家の権利と義務の説明からでした。
この権利と義務は民法を基づいたもので、明確に決められています。
そうです、やっぱりベースは法律なのですね。
当たり前のことだけど、改めて言われると妙に納得してしまいます。
オーナーの義務は
「居住者を安全に居住させる義務」
「入居者や第三者に対して、損害を与えた場合には賠償しなければならない」
*ただし、火災によって類焼させても、賠償する義務はない。
です。そして、
義務=リスク
であると何度も言っておられました。
それから、保険に入る上で重要なのが、
受け取る保険金額を
再調達価格=最建築した場合にかかる費用
時価=上記の再調達価格×残価率(経年変化による価値の減少率)
にするかです。
私は過去に火災保険の見積りを2回ほどとりましたが、
保険金額は二通りあるとは知りませんでした。
もちろん、各保険会社のホームページをみればこんな事は書いてあるんですけれど、
よくわからなかった。。。
うーん、やはり無知とは恐ろしいです。
早速、日曜日に改めて火災保険の見積りを不動産屋さんにお願いしました。
火災保険の保険金額は「新価」で、地震保険は上限(火災保険金額の50%)、
そして、私の物件はマンションの2階なので、水害に対する保険は外して加入する予定です。
それから、このセミナーで覚えた言葉は
PML(Probable Maximum Loss)= 予想される最大損失
PMLを予想して、それに見合ったリスクヘッジを行うというのが大事なのです。
これ不動産投資だけではないですよね。
自分も仕事柄、リスク解析なんぞやったことがありますが、
損失を具体的な金額で表したことはありませんでした。
たぶん、会社全体がこんな感じでリスク解析を行っているはずです。
完全に片手おちのリスク解析ですよね。
本業にも役にたつセミナーでした。
このセミナーのDVDは販売予定となっています。火災・地震保険に限らず、
リスクに対する考え方を勉強するには非常によいと思います。
クラブリッチさんのサイトで購入できます。ちょと、面倒なのでリンクははりませんが。。。