Non-verbal music communication project 幻想音劇団です!
幻想音劇団は今までにアルバムを3枚、シングル1枚、ミニアルバム1枚、朗読CDを3枚出しています。
これらの作品について2回にわけてお話ししていこうと思います。
今回は幻想音劇団が活動を開始した2012年から2014年までの6枚の作品についてです。
まず幻想音劇団の最初の作品となった
シングル『Voices3.11』
この作品は2012年の秋のM3に出したコンセプトシングル です。
テーマはもちろん東日本大震災です。
幻想音劇団 という名前を付けているのに、しかも
「目をつぶっていても絵本のような世界が目の前に広がってくるような夢のような音楽を作り、人を幸せにする」
と、言っているのに、なぜ夢の世界とは真逆の、現実的なテーマを幻想音劇団の第1作目に選んだのかというと
現実の世界も見えない人に、夢のような世界 を表現することなど出来ない
と考えているからです。
なので、このテーマを第1作目にしようと、幻想音劇団として活動を開始するときから決めていました!
三曲入りのこのシングルは現在500円で売っているのですが(最近M3会場に持っていっていないのですが)、全額を東日本大震災関連に寄付しています。
2013年の春のM3で出したのが
1stフルコンセプトアルバム『竹取物語』
このアルバムは幻想音劇団として活動したときから作りはじめていた作品で、70分を超える大作になりました。
いかにも”和”という感じにはしていないのが特徴です。
2013年の秋のM3で出したのが
朗読CD『絵本と音楽の世界1・2』
なんと絵本付きの朗読CDです。
2枚同時に出しました。
これは、著作権の切れている世界的に有名な絵本を使用しています。
「あっ!」と驚くくらいの有名作品ですが、著者名とタイトルには商標権が残っているためここでは詳しいことは言えません。ピーターというウサギたちのお話です。
この作品で初めて幻想音劇団の大事なルールである
歌詞などを使用せず情景や感情を表現する
これを完全に破ってしまっていますが、理由は
「音楽だけで表現をする」という幻想音劇団の大事なコンセプトが、あまり知ってもらえていないと考え、朗読有りと無しを収録することで、幻想音劇団のことをたくさんの人に知ってもらおう、という目的で作りました。
ちなみに朗読CDではありますが、曲はノンストップに流れていますので、朗読なしバージョンでも楽しんでもらえるように作りました。
2014年の春のM3で出したのが
朗読CD『絵本と音楽の世界3』
本当は1・2と一緒に出そうとしていたのですが、間に合わなかったため時期が遅れました。
この絵本は1・2同様、著作権の切れた作品を使用しているのですが、有名な作品ではなく、また話が長かったためすごく手に取ってくれる方が多かった作品です。お話自体も結構面白く、また絵も日本人受けする色を使っていて楽しく曲をつけられました。
この作品はひっそりと完売してしまったので今はもう売ってはいません。
2014年の秋のM3で出したのが
コンセプトミニアルバム『Pictures』
この作品は様々な写真をテーマにした作品で、これまでの作品のようにCD1枚で一つの物語を表現するのではなく、1曲で完結する構成になっています。
ジャンルで言うとイージーリスニングになっています。
以上が2014年までに出した幻想音劇団の過去作品です。
次回は2015年からの2枚のアルバムについて話したいと思います。