水素っち「へえ、かっこいい車椅子ですね。」
アルミニウムっち「これはWHILLといって、高齢者や障がい者が、スマートにかっこよく出かけられるようにした乗り物だよ!
元々、車椅子を使っている人は、100m先のスーパーに買い物にいくのも辛かったんだけど、これがあれば簡単にいけそうだね~。」
水素っち「普通の電動車椅子とどこが違うの?」
アルミニウムっち「まず、段差が7.5cmまで乗り越えられる。これによって、公道の段差はほとんど乗り越えられるんだ。砂利道も進めるから、川原や運動場、公園なども気にせず出かけられるし、その場で回転もできる。
なにより、普通の電動車いすより、かっこいいデザインだから、乗っててもあまり高齢者感がないよね。」
水素っち「本当ですね!子供たちも乗りたがりそうですね~。」
アルミニウムっち「操縦は、このようなマウス型のを使って全方向に動かせるんだ。」
水素っち「マウスですか~。最近の高齢者はパソコンもいじったりするから、マウス型でも違和感ないのかな?」
アルミニウムっち「普通の電動車いすみたいに、ジョイスティック型も選べるみたいだし、スマートフォンによる操作もできるんだって!」
水素っち「へえ、スマートフォン操作だと、本人だけでなく、介助者が動かすこともできますね~。」
アルミニウムっち「あと、前輪には細いタイヤがいっぱい巻きつけられていて、左右の方向に回転するようにできてるんだ。これで、スムーズな旋回を実現しているんだって。」
水素っち「なるほど、これだと、前輪が真横に移動できjますね~。
ところでおいくらですか?」
アルミニウムっち「100万円を切る値段だといっていたよ。」
水素っち「100万??気軽には買えない値段ですね~。
すぐに広がりますかね?」
アルミニウムっち「開発者は、メガネのたとえをしていたね。
メガネは昔、目が悪い人だけがかけるダサい製品だったんだけど、だんだん、おしゃれアイテムと化して、一般の人にも浸透していったみたい。
これをシャワー効果(※)って言うよ。
このWHILLも、車椅子をダサいと感じなくさせるようなデザインだから、高齢者以外にも若い人たちの個人の乗り物として広まっていけば、数が増えてどんどん値段も安くなって、ますます広まっていくだろうね。」
水素っち「これでレースとかやり始めたりして。
若い人たちの間でブームになって、改造する人とかもでたりしたらますます発展しますね~。」
アルミニウムっち「いろんな人たちに広まっていくと、そういう工夫も出てくるだろうね。これで、高齢者や障がい者が外出を楽しめて、若者と共通の会話もできるってなんかいいね。」
水素っち「なるほど!人類のモノをつくる意欲とその応用力には本当に敬服しますね!」
※一般的なシャワー効果とは、デパートの屋上に目玉のイベントなど、集客力の高い売り物を置いて、エスカレータで下の階に下がるときに、ついで買いを促す効果のことをいいます。
ここでは、開発者本人が使った言葉をそのまま載せています。
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