僕のいた時間、8話の中のシーンで

その一

三浦春馬くんが演じる拓人が、会社のトイレで倒れて漏らしてしまって、同僚に助けてもらう、どうしようもないことではあるけれど、恥ずかしくてたまらないよね

ワタクシも、そうだったもの

一度だけ、トイレの中で倒れてしまったことがあります

横着なことをしちゃったからです

その頃のワタクシは、やっと一人でトイレに行けれるようになったばかり

立ってズボンをおろすことができず、便座に座ってから、片方ずつお尻を持ち上げて、ズボンを少しずつおろす、というやり方をします

座るときは、一度深く腰かけてから、ズリズリと前にでて浅く腰かけます

片方ずつでも、お尻を持ち上げるのは難しいので、浅く腰かけた方がやり易いからです
 
ただズボンとパンツをおろして便座に座る

それだけのことを、こんなにも説明しなければならない

ということは

便座に座るのは、非常に面倒くさい

ということで

便座に深く腰かけるのが面倒くさくて、つい最初から、浅く腰掛けてしまったのがいけなかった

なんだ、簡単じゃないの

そう思った瞬間、お尻がツルリとすべってしまった

反射的に、パッと手を伸ばして手すりをつかんで頑張ったので、ドッスンとは落ちなかったけれど、いつまでも頑張れるわけもなく、スルスルと床に着地しました、パチパチ、拍手は結構ですよ

でも、頭の中は一瞬、何が起きたか把握できずパ二(°_°)クッたり、なんかするワケないですよ、ないです

ワタクシの頭は、時間差で現状を把握しました、あっ、やっぱりね、犯人はお前か!

いやいや、仕方がないのです

ワタクシのお尻は、まったく感覚がないということを、すっかり忘れていました、なので座るのが浅すぎたことにぜんぜん気がつかなかったのです

エアー便座状態だったりしたワケですね

あれ?これでは本人の不注意じゃないですか

あちゃー、やってしまったか

やれやれだよね、って、誰がだよ

そりゃあ、もちろん看護師さんです

少しトイレの中で、ひとりでジタバタしてみました
  
ふっ(苦笑)早くボタンを押して、看護師さんを呼べば良かったのに


その二

拓人が帰宅して、服を着替えようとしたところに恵ちゃんが来てしまうが、拓人は先に着替えをしたいけど、弟にはその気持ちが伝わらず、拓人は少しイラッとしてしまう

わかる、その気持ちはムチャクチャわかります

オシッコで濡れた、イヤ、もう乾いているかもしれないけど、臭うかもしれないと思ったら、人の目、いや、この場合は人の鼻か、気になってしょうがないから、早く着替えたい、まして彼女の前に臭う服で---、居留守を使った方がマシか、なんてね

そりゃあ、気になりますって

ワタクシなんて、花粉症やらなんやらで鼻詰まりがひどくて、ああ、でも、クサイ臭いがわからなくてイイね、なんて言わないでよ

ニオイがわからないと、逆に気になってしまい、ストレスが増えるという結果になって、イヤになることもあります

週に二日、病院でリハビリを受けています

リハビリが終わって、トイレに行き、ズボンを下ろすと、そこにはいつのまにかウンチが---、オー、マイガッ!というのは、こういうときに使うもの、ということでオッケーでしょうか?

それで、ニオイは?ニオイはどうだったのでしょうか?オッケーでしょうか?

ワタクシは、とても気になってしまいます

後の祭りというヤツですが

その三

拓人は、トイレに行きたいけれど、手伝ってくれる弟はいない、親子関係がうまくいっていないせいもあってか、頼みにくい母に、恥ずかしいのをガマンして、思いきってお願いする

なかなかね、平気な顔をしてみても、恥ずかしいもんさ

ワタクシだって、入院してたときに、やっと一人でトイレに行けるようになっても、しばらくの間は、ズボンの上げ下ろしだけは、看護師さんに来てもらってお願いしてました

知らん顔をしているのは、恥ずかしいのをガマンしているせいさ