「肥後ズイキ(ひごずいき)」の話
 江戸時代初期から肥後国(熊本県)の名産として知られているズイキは白い芋ガラで作られた催春具の一つである。
 これは主として精力の弱い男性が強烈な刺激を求める女性のために使い、あるいは不感症になった商買女を対象として用いられた。
 効果があって、心からありがたく思って流す涙を「随喜(ずいき)の涙」という。
 なお、越前国福井藩主松平家の表道具の槍の鞘が熊の皮で作られていたので、その形が似ていることから「皮かむり」のことを「越前」という隠語があり、この越前のために肥後ズイキが大いに使われたという話がある。
 
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 女性用        男性装着用
画像の出典:肥後ずいき専門店