里山十帖 ③お部屋 | くまの温泉旅日記

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宿の情報は宿泊当時のものです。
最新の情報は宿のHP等でご確認下さい。
あくまで個人的な感想ですので参考程度にご覧下さい。
記事、写真の無断転載・転用は禁止です。

里山十帖さんのお部屋をご紹介します。

お部屋は全部で12室。
・露天風呂付メゾネット 2室
・露天風呂付客室 6室
・ツインルーム 3室
・トリプルルーム 1室
があってそれぞれ間取りも家具も異なっています。
お部屋は2階と3階にあり階段移動となります。

宿泊したお部屋

露天風呂付客室の203。
露天風呂付客室の中で一番安いお部屋です。


お部屋

畳タイプのツインルームです。
広さは26㎡+テラス10㎡。
古い木造建築のリノベーションですが、新築と見紛う程ピカピカで
綺麗なお部屋です。
家具など備品にもこだわりが感じられます。
特にベッドは寝心地良かったです。
掛け布団がフランス産ホワイトダックの羽毛布団でふかふか。
触っただけで上質な羽毛布団だと分かります。
ふかふかな羽毛布団って保温性が良すぎて寝苦しくて夜中に目が
覚めたり、朝起きると汗びっしょりなことが多々あります。
里山十帖さんの羽毛布団はふかふかで暖かいけど不思議なことに
寝苦しく感じることなく朝までぐっすり寝ることができました。
あとコンセントが豊富です。
確か10口くらい自由に使えるコンセントがあったと思います。
ちょっとしたことですがコンセントって意外と重要です。
豊富なコンセントは客目線でさすがと思いました。


このお部屋が他のお部屋よりも安いのは広さもありますが、一番の
理由は防音性です。
木造建築で防音工事はしているものの構造上他のお部屋と比べて
上の階の音が伝わりやすいそうです。
HPのお部屋紹介にも
「音に敏感な方のご利用はお控えくださいますようお願い申し上げます。」
と注意書きがあります。
私は常識の範囲内の生活音は気にならないので多少音が響くものの
あまり気になりませんでした。
音に敏感な方はメゾネットか3階客室の方がいいと思います。

お部屋いろいろ

このお部屋は広さの問題からかクローゼットはなく服は入口横の
ハンガー掛けに掛けます。
ハンガーに掛けてあるグレーの服は館内着の上着です。
ボタン無しのカーディガンみたいな感じでした。
写真右上は荷物置きスペース。
旅行バッグ3つくらいなら余裕で置けます。
床以外に荷物を置くスペースが十分に確保されてて感心。
荷物置きスペースの左にあるのはセーフティボックスとドライヤー。
窓際の椅子は宮崎椅子製作所のUUソファ。(写真左下)
この椅子座り心地良かったです。
椅子の横のテーブルは同じく宮崎椅子製作所のenサイドテーブル。
写真右下のテーブルは説明が無かったのでメーカー不明です。


デスク

こちらの椅子もUUソファシリーズ。
テレビは小さすぎると思います。
ベッドで寝転がりながら見るには不便な大きさでした。
家具にはこだわる里山十帖さんですが、テレビにはこだわりがない
ようです(笑)
冷蔵庫や茶器類もデスク周りに収納されてます。


ドリンク類

温かい飲み物はオーガニックティー。
(レモン&ジンジャーとカモミール)
カップケーキもお宿の手作りです。
大き目にカットされたりんご煮?がトッピングしてあって美味し
かったです。
チェックインのチーズケーキだけでなくお部屋にも美味しい手作り
スイーツがあって嬉しい。
電気ポットが初めて見るタイプでスタイリッシュなデザインでした。
冷蔵庫の飲み物は全て無料です。
缶ビール、烏龍茶、ミネラルウォーターが2本ずつ。
宿泊料金に含まれているとしても飲み物無料は嬉しいです。
東府やでは私たちと同時期に全く同じプランで宿泊した他のお客
さんたちは冷蔵庫の飲み物無料で私たちだけ有料だったと宿泊
後に人様のブログで知って不愉快極まりなかったです。
(私は根に持つ貧乏人です)
宿泊前に旦那にお部屋に飲み物用意されているのか聞かれて、
ブロ友さんは冷蔵庫の飲み物無料とレポしてたけど東府やみたい
に私たちだけ有料ってこともあるかもしれないよと話していたので
無料で用意されてて本当に嬉しかったです(笑)
常識的に考えて客によって無料だったり有料だったりサービスが
違うことはあるはずないですよね。
(東府やでは差別されたけど・泣)
話が脱線しましたが、他にもラウンジでドリンクサービスがあるし、
市価の自販機もあるので滞在中飲み物に事欠くことはありません。


木製品

お部屋の備品はできるだけ木製品で揃えているみたいです。
電話機が木製なのには驚きました。
ティッシュカバー、ベッドサイドのテーブル、目覚まし時計、ごみ箱
まで木製品です。

館内着とか

館内着はオーガニックコットン素材です。
素材はいいのでしょうが個人的に着心地はイマイチ。
上はコットン100%で伸縮性はありません。
ゆったりしたデザインで脱ぎ着は楽ですがダボっとしててダサい。
(辛口ですみません)
下は伸縮性はありますが裾がゴム入りです。
裾のゴムが足首にぴったりフィットして足は風通しが悪いです。
お風呂上りの火照った体でこれ履くと汗が引きません。
作務衣みたいに裾はゴム無しで風通しいい服の方が温泉向きだと
思います。
サルエルパンツなのでしょうか?
履くと短足に見えて上のダボッと感と合わさってダサさ倍増。
この館内着を販売するメーカーのサイトを見たらオーガニックコットン
のもっとかわいいデザインのルームウェアがたくさんありました。
なんでこのデザインを選んじゃったんだろう。
もっと普通のデザインのルームウェアか作務衣の方が良かったなぁ。
ちなみに男性用はデザインが違ってもっと普通です。
上とか見た目普通のTシャツでした。
靴下はお持ち帰り可能です。
館内履きは無いので館内移動は裸足か靴下です。
前回の施設編でご紹介した通りレセプション棟の床は靴下だと滑り
やすいのでご注意下さい。
バスローブもあります。
やっぱり露天風呂付客室にバスローブはマストアイテム。
でもお部屋の露天風呂が…でほとんど活躍しませんでしたが(汗)
大浴場用のかごバッグがかわいい。
お部屋の鍵は1本でした。
大浴場が魅力的で私も旦那も頻繁にお部屋を出入りしたので鍵が1本
しかないのはすごく不便でした。
お部屋に戻ると旦那が鍵持ったまま大浴場から戻って無くて待ちぼうけ
すること数回。
旦那が鍵を持たずに大浴場に行って私も大浴場に行きたいけど旦那が
戻るまで待たないといけないこともありました。
鍵が2本あればこんな困ることもないんですけどね。
運営元の自遊人は覆面取材で数々の有名旅館を辛口批評してます。
あれだけ辛口批評してるのに鍵が1本で客目線じゃないのは残念です。
宿泊料金2万円オーバーのお宿なら鍵は2本用意して欲しいです。


洗面所&トイレ

洗面所とトイレは仕切りがありません。
お部屋によっては洗面所とトイレが別々のお部屋もあります。
スペースの問題で洗面所とトイレが一緒なのは仕方がないですが、
2点不満なことがありました。
トイレにスリッパがありません。
里山十帖さんでは木の感触を足で感じて欲しいというコンセプトで
館内履きを用意してないそうです。
でもそれとトイレのスリッパは別問題だと思います。
私も旦那もスリッパ無しでトイレを使用するのは抵抗を感じました。
今まで宿泊した宿でトイレにスリッパがない宿はありませんでした。
宿のこだわりでも客が不快に感じることはだだのコンセプトの押し
付けでしかありません。
ここのスタッフは裸足で自宅のトイレを使っているのでしょうか…
トイレにスリッパは必須アイテムだと思うのですが。
もう1点不満だったのはハンドタオルが無かったこと。
浴用タオルで手を拭いて下さいってことらしいです。
体を拭くタオルと手拭きタオルが一緒って微妙。
体を拭く=温泉成分もタオルに付着する訳だし。
浴用タオルが1人2枚用意されてるなら分かるけど1人1枚でした。
安宿じゃないんだからハンドタオルは別に用意して欲しいです。


洗面所いろいろ

タオル類は1人1枚ずつですがタオルウォーマーがあってすぐ乾く
ので1枚ずつでも問題無し。
でもハンドタオルは別で用意して(苦笑)
浴用タオルはオーガニックコットン100%の自遊人オリジナルの
タオルで持ち帰りOK。
肌触りのいい上質なタオルでもちろんお持ち帰りしました。
アメニティはヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップなど
標準的。
スキンケア用品はdo organicの使い切りタイプのクレンジング、
化粧水、クリームが2セット。
2セット用意されているのは高ポイント。
使い切りのスキンケア用品を置いてる宿で1セットしか置いて
いない宿が多々あります。
1セットだと朝と夜どちらか1回しか使えないじゃん、とツッコミを
入れたくなります。
その点里山十帖さんは2セット用意されてて客目線で感心。
化粧水用のコットンも真っ白ではなく黄色がかっていたのでたぶん
オーガニックコットンだと思います。


先述の通り里山十帖さんは自遊人が経営する宿です。
自遊人では覆面取材で数々の有名旅館を辛口批評してます。
そんな自遊人が作った宿ということで私も覆面取材気分で重箱の
隅をつつくように細かいことも書かせていただきました(笑)
客目線で工夫されていることもあれば、客目線でない不便な部分も
ありました。
プレオープン期間の宿泊だったので今後もっと良くなることでしょう。
インテリアやアメニティ、寝具が上質だし、オープンから数か月という
こともあり綺麗で快適に過ごせるお部屋でした。


※プレオープン期間の宿泊です。
サービス等グランドオープン後は変更になっていることもあるかと
思いますのでご注意下さい。



続く